男子・田辺工27位 女子・和歌山北54位 /和歌山

毎日新聞

フィニッシュする和歌山北の鹿嶋仁渚選手=京都市の西京極陸上競技場で、砂押健太撮影

 23日に京都市で開かれた全国高校駅伝競走大会(毎日新聞社など主催)に県代表として初出場した男子の田辺工は2時間9分4秒で27位と健闘した。女子は2年連続2回目の和歌山北が複数の主力メンバーを故障で欠き、1時間14分38秒の54位に終わったが、全力を出し切って来季へのステップとした。【砂押健太】

 ◆女子

心一つに走りきる

 和歌山北は、小倉稜央選手(2年)ら中心選手の欠場に加え、長山丞監督(37)が大会直前に体調を崩して指揮から外れるアクシデントもあったが、「心を一つにして走りきろう」と結束して臨んだ。

 1区を任されたのは鈴木杏奈主将(2年)。レースは序盤からハイスピードで徐々に離され、「くらいついて行こう」と46位でたすきをつないだ。

 2区の福岡真悠莉選手(2年)は途中何人かに抜かれた。「いつもならそのままずるずるいくところだったが、必死に走った」と順位を50位に落としながらも粘りを見せた。

 3区の吉田藍選手(2年)はけがもあり、十分に走り込みができていなかったが「できることをやろう」と落ち着いた走りで順位を一つ上げた。4区の中西綾乃選手(3年)はラスト1キロでギアを1段上げ、順位をキープ。5区の鹿嶋仁渚選手(2年)は前半は良いテンポで走れたが、「中盤以降はペースが落ちた」と、54位でフィニッシュした。

 全体で40位台という目標には届かなかったが、2年生主体のチームにとって来季につながる貴重な経験となった。鈴木主将は「悔しいまま終わるのではなく、ここをスタートに来年はもっと良い順位でフィニッシュしたい」と奮起を誓った。

 ◆男子

初出場、全員が健闘

フィニッシュする田辺工の水井翔哉選手=京都市右京区の西京極陸上競技場で、砂押健太撮影

 田辺工は目標としていたタイム(2時間7分台)と20位以内には惜しくも届かなかった。ただ、県勢としては昨年まで5大会続いていた40、50位台から脱し、2012年の和歌山北(2時間7分15秒、18位)以来の2時間10分切りを果たし、次につながる成果を残した。

 1区を託された野村優作選手(3年)は「集団の中に入ってしまい位置取りが難しかったが、自分のスタイルを貫いた」と堂々の走りで、20位と好位置に付けた。

 2区の井澗洸太選手(2年)は「支えてくれた周囲の人のことを思い、諦めずに走れた」と順位は3位下げたものの踏みとどまる。

 3区の都築勇貴主将(3年)は、4区につなぐ中継地点前で留学生選手との競り合いに勝ち、順位を21位に二つ上げる底力を見せた。

 4区の重石卓哉選手(3年)は3人集団で駆け引きがあったが、積極的に前に出た。5区の中山友哉選手(2年)も「先輩が頑張ってつくってくれた流れを崩さないように」と24位でつないだ。

 6区の井澗翔太選手(2年)は前半の上り坂を耐えて後半にスパートをかけた。

 7区の水井翔哉選手(2年)は周囲のペースに戸惑いながらも、「粘らないと」と力走。トラック勝負では3人集団から一歩抜け出し、27位でフィニッシュした。

 都築主将は「全員が全力で走りきった」とメンバーをたたえ、水井選手は「来年も都大路に挑戦したい」と意気込みを語った。