男子・出雲工42位、最後まで力走 女子・平田56位、思いをつなぐ /島根

毎日新聞

力走する出雲工の小瀧未久登選手=京都市右京区の西京極陸上競技場で、鈴木周撮影

 男子第69回、女子第30回全国高校駅伝競走大会(毎日新聞社、日本陸連、全国高体連など主催)が23日、京都市の西京極陸上競技場を発着点とするコースであった。県代表で23年連続27回目の出場の男子・出雲工は2時間12分11秒で42位。8年連続10回目の出場の女子・平田は1時間15分42秒で56位だった。出雲工は前回大会(39位)より順位を落とした。平田は目標としていた40位台に届かなかった。【鈴木周】

出雲工

 20位台を目標とした出雲工は序盤こそ想定通りの走りをしたが、中盤以降に順位を下げた。1区は3回目の都大路を走る高見真拓(まひろ)主将(3年)。「20位以内でタスキをつなぐ」という意気込みで力走した。惜しくも25位となったが、「4キロを過ぎてから苦しかったが粘れた」。

 2区の陶山輝文選手(2年)は昨年の都大路で全国の高いレベルに驚いたが、今年は「昨年ほど緊張しなかった」と冷静な走りで28位で3区へ。

 3区の岸本和真選手(同)は「5キロを過ぎてから足が動かなくなった」と話し、順位を36位に落として無念の表情を浮かべた。4区の上田陽向(ひゅうが)選手(同)も「ペース配分を意識しすぎた」と順位を上げられなかった。

 39位でタスキを受け取ったのは5区の小田原颯汰選手(3年)。「緊張で体が硬くなった」と順位は40位に。

 6区に抜てきされた田部智暉選手(1年)は「下り坂で体力が残っておらず、ペースが上がらなかった」と課題を口にした。

 41位で走り出した7区の小瀧未久登選手(2年)は「前半にペースを上げすぎて失速した」と言い、「来年はメンバーが5キロを14分台で走れる実力を付け、この場に戻ってきたい」と誓った。

平田

フィニッシュに向かう平田の野津きなり選手=京都市右京区の西京極陸上競技場で、鈴木周撮影

 平田は前回大会のタイム(1時間18分29秒)を2分47秒上回る力走を見せたが、選手たちの表情には悔しさがにじんだ。

 1区の田中愛樹(あんじゅ)主将(3年)は昨年、全国大会の速いレース展開にペースが乱れ、途中で失速する苦い経験をした。今年は「一つでも順位を上げて」という思いを込めて、51位で後輩たちにタスキを託した。

 2区は今岡宥莉香選手(1年)。大会前に2区の上り坂対策を多久和政徳コーチと練った。「最初の1キロの上り坂は練習通りだった」と落ち着いた走りを見せるも、「上り坂を意識しすぎて、下り坂でスピードが落ちた」と54位で3区へ。

 3区の福間涼子選手(同)は「始まる前、不安が大きかったが、設定ペース通りに自信を持って走れた」。

 56位でタスキを受けた4区の山本春選手(2年)は「上り坂は苦手だったが、練習の成果が出た」と山道を走ったり、階段を駆け上ったりした練習に手応えを感じて走った。

 5区は野津きなり選手(同)。57位からスタートを切ったが、「前に見えた選手を抜かそう」と駆け出し、1人を抜いた。「次の都大路では自分がチームを引っ張って、悔しさを晴らしたい」と来年の飛躍を誓った。