西京、激走 男子26位、女子29位 /山口

毎日新聞

 男子第69回、女子第30回全国高校駅伝競走大会(毎日新聞社、日本陸連、全国高体連など主催)は23日、京都市の西京極陸上競技場を発着点にあり、県勢の西京男女が都大路でたすきをつないだ。女子は40位台から1年生らの奮闘で順位を上げ、1時間11分34秒の29位でフィニッシュ。入賞を目指した男子は序盤からの速い展開に乗れず苦しんだが、最終トラック勝負で意地をみせ、2時間9分2秒の26位でレースを終えた。【平塚裕介】

 ◆男子

最終区、意地の4人抜き

 6区終了時点で30位だった。最終7区は5キロ。アンカーの三木雄介選手(2年)は、たすきを受け取ると、強い思いで飛び出した。

 1人をかわして競技場へ戻ってくると「スパートをかければ絶対に負けない」とトラックで3人を抜き去る。堂々区間9位の走りをみせ、26位でフィニッシュした。

 8位以上を目指したチームは序盤から苦しんだ。1区(10キロ)の菖蒲(しょうぶ)敦司選手(2年)は、3キロ地点から「体が思うように動かなかった」と先頭集団から引き離された。27位でたすきを渡された2区(3キロ)の宮崎和樹選手(3年)は「前を追うだけ」と区間14位の記録で三つ順位を上げる。だが、3区(約8キロ)の中村優吾主将(3年)は次第に「体が重くなった」ともがき、4区(約8キロ)の田村友伸選手(2年)も流れを変えられない。

 5区(3キロ)の小林海葵(かいき)選手(1年)は「必ず抜ける」と奮起し、ラスト1キロのスパートで6区(5キロ)の阿部陽樹選手(1年)に29位でつないだ。

 チームは終盤に気を吐いたが、中村主将は「本来の走りができなかった」と涙を流した。

 ◆女子

主将の思い、皆でつなぎ

 上り坂が多く、最もタフなエース区間の1区(6キロ)。5月の左足骨折から復活した森広彩音主将(3年)は「重圧から気持ちにブレーキがかかった」と出遅れ、序盤は第2集団後方に付ける。

 足が思うように動かない後半のラスト1キロでは「走れない選手のためにも順位を何とかして上げたい」と、急な上り坂でスパート。41位でたすきを渡した。

 主将の思いを受け取った2区(約4キロ)の船木千花選手(1年)は「みんなで最高の都大路にしたかった」と勢いよく飛び出し、3人を抜き去る。続く3区(3キロ)の石松空選手(1年)は初体験の大舞台に「わくわくしていた」。前半1キロを3分10秒の快調な走りで6人を次々にかわして、4区(3キロ)で待つ副主将、沖谷友奈選手へ。

 主将の不在を支えた3年生は「自分が順位を上げるしかない」と闘志を燃やし、区間17位の好走で2人を抜いて30位に。最終5区(5キロ)のアンカー、船木柚花選手(1年)は「全員の思いを背負っている」と意地の走りをみせ、29位でフィニッシュした。

〔山口版〕