県勢3校、ひたむきに /香川

毎日新聞

笑顔でフィニッシュした高松工芸の村上祐里主将=京都市右京区の西京極陸上競技場で、潟見雄大撮影

 男子第69回、女子第30回全国高校駅伝競走大会(毎日新聞社、日本陸連、全国高体連など主催)が23日、京都市右京区の西京極陸上競技場を発着点に開かれた。県勢は県代表の男子・小豆島中央(3年連続3回目)、女子・高松工芸(3年ぶり3回目)、四国地区代表の四国学院大香川西(2年連続2回目)が師走の都大路を駆け抜けた。小豆島中央は2時間15分33秒の47位、高松工芸は1時間14分36秒の52位、四学大香川西は1時間14分38秒の53位でフィニッシュした。【潟見雄大】

チームが一丸に 女子52位・高松工芸

 3年ぶりの出場で全選手が初めての都大路となった高松工芸だが、最後まで諦めない堂々とした走りを見せた。三谷昌輝監督も「チーム一丸の駅伝ができた」と選手らをたたえた。

 1区はエースの大庭結菜選手(2年)。「周りのレベルが高かったがなんとか前へ付いていった」と38位でたすきをつないだ。2区の二羽杏美選手(同)は「周りの選手に引っ張ってもらった」と粘りの走り。3区の種田涼花選手(1年)は「後半の上り坂で足が止まった」と悔やむも、懸命に腕を振った。

 徐々に順位は落としたが、4区の松本妃奈乃選手(2年)は「最初から飛ばした」と順位を二つ押し上げ、43位でアンカーの村上祐里主将(3年)へ。最初で最後の都大路となった村上主将は「たすきがみんなの汗で重かった。思いを少しでも早くゴールへ届けたい」と、懸命に駆けた。最終的には52位となったものの、「全部出し切った」と語り、フィニッシュの瞬間は笑顔も見せた。

 三谷監督は「経験者がいない中でよく走った。下級生はこの経験を来年に生かしてほしい」と話した。

来年はリベンジ 女子53位・四学大香川西

スパートをかけてフィニッシュする四国学院大香川西の本田瑠花選手=京都市右京区の西京極陸上競技場で、潟見雄大撮影

 初出場の昨年は34位だった四学大香川西。記念大会の今年は53位に終わり、選手らは悔しさを募らせた。

 1区の森糸紗耶佳選手(2年)は「緊張で自分の走りができなかった」。54位でたすきをつなぐと、2区の寺脇聖乃選手(同)が必死に前の選手を追った。3区の増田梨美選手(3年)は「最後の都大路」との思いを胸に、粘りの走り。4区の古原夏音選手(2年)から53位でたすきを託された5区の本田瑠花選手(同)は1人に抜かれたが、トラックに入ってから1人を抜き返し順位を維持した。

 北村智宏監督は「この気持ちを忘れず、来年リベンジしたい」と誓っていた。

応援に感謝込め 男子47位・小豆島中央

小豆島中央は最後まで懸命の走りを見せてくれた=京都市右京区の西京極陸上競技場で、潟見雄大撮影

 小豆島中央は大会前にけが人が相次ぎ、4区間で走者を入れ替えた。フィニッシュは全校で最後となったが、諦めない走りを見せた。

 1年生ながら1区を任された宮脇宏哉選手は「周りは全員自分より速い。挑戦する気持ちで臨んだ」。2区の明田翔真選手(3年)は「ペースが落ち、力を出し切れなかった」が、必死にたすきをつないだ。3区の長尾周主将(同)は「最後の都大路」との思いで、粘りの走りを見せた。

 他校との差が開く中、4区の大石朝陽選手(2年)も懸命に腕を振った。5区の森田琉雅選手(1年)はけが明けで万全ではなかったが、「1秒でも差を縮める」との思いを胸に走った。6区の西森燎(あきと)選手(同)は「差が広がっていたので焦った」と、ペース配分に苦しみながらも双子の弟遼(はるか)選手(同)へたすきを預けた。遼選手は区間32位の力走。フィニッシュの瞬間には観客からひときわ大きな拍手が起き、「応援のおかげで楽しめた」と振り返った。

 荒川雅之監督は「この結果をどう受け止めるかが大切。来年盛り返したい」と話した。