男子・松山商18位、飛躍の県記録 女子・八幡浜39位 /愛媛

毎日新聞

都大路での愛媛県記録を更新し、ガッツポーズでフィニッシュする松山商の亀岡寛選手=京都市右京区の西京極陸上競技場で、武井澄人撮影

 男子第69回、女子第30回全国高校駅伝競走大会(毎日新聞社、日本陸連、全国高体連など主催)が23日、京都市であり、3年連続12回目の出場だった男子・松山商は2時間7分58秒をマーク。第51回(2000年)大会で今治北が記録した県最高タイム(2時間8分26秒)を18年ぶりに更新した。順位も昨年の37位から18位へ大きく上げた。12年連続12回目の出場だった女子・八幡浜は、1時間13分3秒で39位だった。【加藤史織、武井澄人】

男子・18年ぶり、順位も健闘18位

 トラックに置かれたデジタル時計が県記録を更新するタイムを刻んだ。松山商のアンカー亀岡寛選手(1年)はフィニッシュラインを駆け抜けると力強く両手を広げ、拳を握りしめた。18年ぶりとなる快挙に「ようやったのう」と抱きつく浜田定幸監督の目が熱く光った。

 チームの集大成として臨んだレース。1区のエース千守倫央選手(3年)は残り3キロの下り勾配に備え、想定より早まったペースを嫌って次集団で力を温存。作戦がはまり、18位で流れを作った。

 「少しでも順位を上げて次へ」と意気込んだ久保昇陽選手(2年)は、宣言通り15位の快走。3区の木山凌主将(3年)は「目標に近い走りはできた」と、19位でタスキをつないだ。

 4区の巻田理空選手(2年)は「チームに貢献する走りがしたい」と20位で踏ん張り、5区・6区は共に3年連続の都大路となった2人のリレーだ。岡田樹選手(3年)は「積み上げたものを信じたい」と粘りの走り。野村貴祐選手(同)は、初めての都大路でアンカーに抜てきされた1年生のために「最後はきちんと詰めておきたい」と順位を二つ押し上げ、後を託した。

 「スタートに立つまではプレッシャーもあったけど、後は楽しんで走れた」と亀岡選手。「心を一つにできた」からこその結果に笑みがこぼれた。

 レースを振り返り、木山主将は「過去2年はスタートで出遅れていたが、今年は違った。1区から良い流れを作ってくれ、後半も思っていた通りの走りをしてくれた」と仲間を思いやった。

最後まで全力、女子39位・八幡浜

39位でフィニッシュする八幡浜の山中海月選手=京都市右京区の西京極陸上競技場で、武井澄人撮影

 県予選で12連覇を果たし、第26回(2014年)の都大路で達成したチーム最高順位に並ぶ26位以内を目指した八幡浜。だが、今年も高い壁が立ちはだかっていた。

 3年連続で1区を任されたのは中村優希主将(3年)。「彼女がいなければ今のチームはなかった」(倉田茂監督)というエースは「自分がしっかり流れを作らねば」と、17位の力走を見せた。

 「3年生と走れるのも最後。楽しく走りたい」とタスキを受けた2区・菊池香帆選手(2年)。34位で3区・山岡美沙子選手(3年)にタスキをつないだ。都大路3年目で初の3区に「前を走る選手についていき、リズムを崩さず走れた」。36位でタスキをリレーし、「出し切れた。悔いはない」とすがすがしく語った。

 4区の宇都宮あかり選手(同)は「沿道の声援が途切れず、前だけを向けた」と粘りの走り。県予選からアンカーを務める山中海月選手(2年)は初の都大路にも「緊張はしなかった」といい、順位をキープし39位でフィニッシュ。倉田監督は「選手は自分が持つ力をすべて出してくれた」とねぎらった。


 ◆男子区間記録

1区(10キロ)    千守 30分18秒

2区(3キロ)     久保  8分29秒

3区(8.1075キロ)木山 24分55秒

4区(8.0875キロ)巻田 24分49秒

5区(3キロ)     岡田  9分15秒

6区(5キロ)     野村 15分 2秒

7区(5キロ)     亀岡 15分10秒

 ◆女子区間記録

1区(6キロ)     中村  20分12秒

2区(4.0975キロ)菊池  14分19秒

3区(3キロ)     山岡  10分35秒

4区(3キロ)     宇都宮 10分31秒

5区(5キロ)     山中  17分26秒