声援届け

毎日新聞

司会を担当した(右から)秋山穂乃佳さん、牧野桃子さん、大西実乃里さん=京都市右京区のハンナリーズアリーナで、矢倉健次撮影

明るい声、温かな雰囲気に 開・閉会式の司会を担当

 開会式と閉会式の司会は先月の京都府高校総合文化祭でアナウンス部門の上位4人に入った女子生徒が担当した。

 開会式の司会は、いずれも南陽2年の秋山穂乃佳さんと牧野桃子さん。秋山さんは「自校は出場できなかったが、都道府県の予選を勝ち抜いた選手たちが、リラックスしてレースに臨めるように気持ちを込めて話したい」と語り、牧野さんは「小学生の時、地元の駅伝チームに入っていたので司会は本当に楽しみ。調子よく走ってもらえるように明るく務めたい」と抱負を話した。

 閉会式の担当は福知山2年の大西実乃里さんと同志社国際2年の行天文乃さん。大西さんは「これまで家族でテレビを見ていた大会を生で見て感動を共有したい。みんなが頑張った後で会場を温かな雰囲気にしたい」と意気込み、行天さんは「選手の皆さんの活躍をよい形で締めくくれるように司会を精いっぱい務めたい」とコメント。主役のランナーたちとともにそれぞれのスタイルで大会を盛り上げた。【矢倉健次】

仲間の雄姿、袴姿で見届ける 山梨学院応援団

袴で応援する姿も=京都市右京区の西京極陸上競技場で、大東祐紀撮影

 男女の山梨代表・山梨学院の応援を引っ張るのは、エンジと紫の袴(はかま)姿の女子応援団の2人だ。吹奏楽部が演奏する曲のリズムに合わせ、白い扇子を左右に振って選手たちに懸命に声援を送った。

 副団長の小野成実さん(3年)はこの日で応援団を引退することが決まっており、「駅伝応援も今回で3回目。今までの思いを全部ぶつけ、他の高校に負けない応援をしたい」と意気込んだ。新団長の平山夏生さん(2年)は初めての駅伝応援といい、女子のレースがスタートすると「選手たちの気迫がすごい」と興奮気味。「仲間のために一生懸命応援する。引退する先輩の最後の応援もしっかり見届けたい」と話した。【大東祐紀】

70人、息の合った演奏 埼玉栄吹奏楽部

息の合った演奏を披露する埼玉栄の吹奏楽部員ら=京都市右京区の西京極陸上競技場で、大東祐紀撮影

 男女の埼玉代表・埼玉栄の吹奏楽部は、今年10月に名古屋市内であった全日本吹奏楽コンクールで金賞に輝いた全国でも屈指の名門クラブ。この日は寒空の中、約70人が息の合った見事な演奏を披露し、選手たちを盛り立てた。

 部の中心メンバーの一人、ホルン担当の平尾成美さん(2年)は「今日は応援する立場なので、選手に元気を与えられるような演奏をしたい」と笑顔。いつもと違う屋外での演奏にも、「外で練習することもあるので寒さは平気。選手に届かないと意味がないので、強めに吹くことを心がけています」と話した。【大東祐紀】

愛媛のミカン、笑顔で配る 八幡浜高生ら

愛媛のミカンを持ったご当地応援も

 女子の愛媛代表・八幡浜の生徒らが、スタンドに駆けつけた学校や県人会関係者らに名産のミカンを配った。「愛媛のミカンは日本一の味」と頬張りながら、奮闘する選手たちに力強い声援を送った。

 ミカンは段ボール8箱分の約80キロを用意。陸上部や応援に駆けつけた生徒の十数人が笑顔で1個ずつ手渡した。1年の三好麻友さん(16)は「愛媛のミカンは甘くて少し酸味があり、一番おいしいです」と笑顔。陸上部の井上陽平顧問は「今年は西日本豪雨の被害に遭ったが、地元は少しずつ復興している。ミカンで古里を思い出してもらえたら」と話していた。【中津川甫】

平仮名で横断幕 近畿宮崎県人会

競技場は熱い声援に包まれた

 都大路を駆ける各地の代表チームには、近畿にある県人会など同郷者からの応援もある。男女で出場の宮崎代表・宮崎日大には、近畿宮崎県人会のメンバーら約50人がスタンドに駆けつけた。「頑張れ!みやざき県チーム」と書かれた横断幕を持ち、「力まず宮崎魂で最後まで走って」とエールを送った。

 女子は5年連続6回目、男子は初出場。宮崎県日向市出身の貫(ぬき)安利会長(75)=大阪府富田林市=によると、同県人会は高校野球やラグビーでも宮崎代表を応援している。ただ会場などで宮城と間違われることも多く、横断幕は「みやざき」と平仮名にしたという。

 貫会長は約20年前からほぼ毎年応援に来ており、「引っ込み思案の県民性だと言われるが、勝負ごとはとことんやる。応援が古里への恩返しになれば」と話していた。【中津川甫】