県予選会 男子、一関学院25連覇 女子、盛岡誠桜13連覇 /岩手

毎日新聞

1位でテープを切る一関学院の鈴木天智選手=岩手県花巻市松園町の日居城野陸上競技場で

上位4チームは東北大会出場へ

 男子第70回、女子第31回全国高校駅伝競走大会県予選会(岩手陸上競技協会、毎日新聞盛岡支局など主催)が17日、花巻市の日居城野(ひいじょうの)陸上競技場を発着とするイーハトーブ花巻ハーフマラソンコースであった。男子(7区間42・195キロ)は一関学院が2時間11分19秒で25連覇、女子(5区間21・0975キロ)は盛岡誠桜が1時間13分40秒で13連覇を果たした。両チームは12月22日に京都市で開かれる全国大会へ出場を決めた。また、男女共に上位4チームは、11月7日に山形県長井市で開催される東北大会に出場する。【日向米華、藤井朋子】

 ◆男子

一関学院25連覇 4分差をつけ快勝

 男子は、一関学院が2位の専大北上に4分差をつけて快勝した。

 各校のエースがそろう最長区間(10キロ)の1区は、同校の佐藤友治選手(3年)のすぐ後ろを専大北上の十文字優一選手(3年)がマークする展開になった。ラスト1キロ手前付近で十文字選手が先頭に立ち、佐藤選手は「ちょっと気持ちが切れた」が、すぐに意地で抜き返す。2人は競り合ったまま、1秒早く佐藤選手がタスキを2区の鈴木健真選手(1年)に渡した。

 2区で鈴木選手は区間賞の走りを見せるが、専大北上も食い下がる。3秒差で3区につないだ。

 一関学院の3区、照井海翔選手(1年)は「思っていたより差がなくて焦ったが、絶対抜かされたくない」と力走した。レース直前に千葉裕司監督から「落ち着いて走れ」と指示されたように、平常心を保って差を1分近くまで広げた。

 4区の武田和馬選手(2年)は昨年の全国大会にも出場した。他校の上級生と競い「挑戦する楽しさ」を学んだ。この日も「タイムは遅かったが体は動いた」と、粘りの走りを見せた。

 5区の小田武蔵選手、6区の熊谷哲平選手の両1年生も好走した。7区の鈴木天智選手(1年)は、目標タイムの「15分以内」を達成する14分40秒で駆け抜け、フィニッシュテープを切った。「アンカーで不安だったが、仲間が作ってくれた貯金のおかげで1位でゴールできた」と声を弾ませた。

 専大北上に続き、3位には盛岡大付が入った。盛岡四と合同で走った盛岡一の3区、佐々木塁選手(3年)は24分33秒で区間記録より速かったが、オープン参加のため参考記録扱い。佐々木選手は「悲しさはない。出場できて幸せ」と話した。

 ◆女子

盛岡誠桜13連覇 序盤から首位守る

1位でフィニッシュする盛岡誠桜の大和田莉菜選手=岩手県花巻市松園町の日居城野陸上競技場で

 女子は盛岡誠桜が序盤から首位を守り13連覇を果たした。

 最長距離となる1区を走ったのは、昨年の全国大会でも同区を走った菊池留梨選手(3年)。先頭でトラックを出ると前半はペースを守り、3キロ過ぎあたりからスピードを上げて後続を突き放した。

 2位と22秒差でタスキを受け取ったのは、若狭莉依奈選手(3年)。けがの影響でしっかりと走り始めたのは9月上旬。それでも設定より5秒以上早いタイムで、後続との差を36秒に広げた。

 3区を任されたのは、3000メートルで9分30秒台の自己ベストを持つ若狭愛友奈選手(1年)。「とにかく早く次の選手にたすきを渡す」ことに集中した。区間賞の圧倒的な走りで、首位を独走した。

 下りのコースが続く4区は、昨年の全国大会の3区を経験している米沢希選手(3年)に託された。「後半スピードが落ちる」ことが課題だったが、下りをうまく使ってスピードをあげ、終盤もスピードを落とすことなくアンカーへとタスキをつないだ。

 約2分のリードを保ち、最終5区を任されたのは、昨年も同区間を走った大和田莉菜選手(2年)。1カ月前のけがで不安もあったが、1キロの入りが3分20秒台とうまくペースをつかむことができた。先頭でゴールテープを切ると、チームメートが駆け寄り、笑顔が広がった。

 昨年に続いて2位は花巻東。志田美陽主将(3年)は「みんながベストを出せた。ここで終わりではない。1、2年生には競い合って上を目指してほしい」と後を託した。3位の盛岡四・五十嵐千理主将(2年)は「目標だった3位入賞が果たせたのは良かった。盛岡誠桜には県代表として上位を目指してほしい」と活躍を願った。