県大会(その2止) 女子 新潟明訓、激戦制す 残り300メートル振り切る /新潟

毎日新聞

一斉にスタートを切る女子選手=新潟県弥彦村で

 新潟明訓がし烈な優勝争いを制し、4年ぶり8回目の都大路出場を決めた。最終区まで首位を争った新潟第一は8秒差の2位、大会4連覇を目指した新潟産大付は5位に終わった。

 新潟明訓は1位とほぼ同時の3秒差で、4区の山田結鈴選手(1年)からアンカーの山岸みなみ主将(3年)にたすきリレー。中継所の出発からまもなく先頭に追いつくとその後は一進一退の併走状態になった。ゴール前の長い直線、残り300メートルの地点でスパートをかけ、一気に前へ飛び出しそのままゴールテープを切った。

 新潟第一は1区で杉本雛鞠主将(3年)が区間賞の走りを見せて1位に躍り出たが、後続のランナーがリードを広げられず、新潟明訓の粘りの走りに最後は及ばなかった。

 小千谷は全区で走者のタイムが5位以内と各選手が躍動。期待の1年生アンカー、柿倉悠杏選手も区間2位と好走し3位だった。

 十日町は2区のチーム唯一の3年生、佐藤礼奈選手が順位を四つ上げる意地の走りを見せ4位に滑り込んだ。

 4連覇を目指した新潟産大付は1区で8位と出遅れた。3区の野口紗綾選手(1年)が順位を二つ上げる猛追を見せたが5位に終わった。

主将「最後に自信」

残り300メートルでスパートをかけフィニッシュする新潟明訓の山岸みなみ主将=新潟県弥彦村で

 「最後のスピードには自信があったので、2位で来ても大丈夫だと思った」。アンカーの山岸みなみ主将(3年)は言葉通り、ラスト300メートルで一気に隣の選手を抜き去り、ゴールテープを切った。

 躍動した各選手が一歩一歩力強く、後続にたすきをつないだ。序盤は昨年の北信越大会で後塵を拝した新潟第一の背中を追いかける展開も、2区の武田芽依選手(2年)がすかさず先頭をかわして区間賞の走りで首位に立った。3区の五十嵐望来選手(2年)も流れを引き継ぎ区間賞の快走。ほぼ併走状態の中で4区を走った山田結鈴選手(1年)も3秒差で先頭に食らいつき、山岸主将にたすきをつないだ。

 「私が入学するまで女子の駅伝代表は明訓のイメージだった」と山岸主将。しかし入学後の2年間は優勝から遠ざかり、今回が全国への最後のチャンスだった。「明訓で都大路に行くのが自分の目標。やっと達成できた」。最後につかんだ全国への切符で都大路を疾走する。

新潟第一8秒届かず

 ○…新潟明訓と最後までデッドヒートを繰り広げた新潟第一。わずか8秒差での2位に「一人一人の1秒が大きかった」と1区の杉本雛鞠主将(3年)は振り返った。昨年は県大会で敗れたものの北信越枠で都大路に出ており「自分の行動が陸上につながるものどうかを常に考えながら過ごした」と話す。しっかり睡眠をとるため夜のスマホを封印し、やりたいことを我慢。陸上以外の退路を断って臨んだ大会だった。「このままでは終われない」。北信越大会でのリベンジを誓った。