県予選 あす号砲 /岐阜

毎日新聞

 男子第70回、女子第31回全国高校駅伝競走大会県予選会(県高体連、岐阜陸上競技協会、県教委主催、毎日新聞社後援)が3日、岐阜市藪田南の県庁前を発着点に羽島市小熊町を折り返すコースで行われる。男子29チーム、女子17チームが全国大会(12月22日、京都市)の出場切符をかけて熱いレースを繰り広げる。男女ともに午前10時にスタート。男子は2往復(42・195キロ)を7人で、女子は1往復(21・0975キロ)を5人でリレーする。男女ともに6位以内の入賞校は24日、静岡県で開かれる東海大会に出場する。【横田伸治】

男子 美濃加茂、V奪取狙う

 昨年大会まで11連覇の中京学院大中京に対し、美濃加茂が王座奪取を狙う。益田清風も含めた3強の優勝争いになりそうだ。

 中京学院大中京は、エース区間の1区に予定される中洞将選手(3年)の走りが鍵を握る。9月の記録会で5000メートル14分6秒と自己ベストを打ち立て、県内の高校生では過去に2人しか記録していない13分台に肉薄。10月のぎふ清流郡市対抗駅伝では最優秀選手に選ばれるなど、県内長距離界のホープとして期待される。他の6人が中洞選手のリードをどう守り切るかが勝負を分ける。

 対する美濃加茂は、今大会の前哨戦とも言える、10月に鳥取県で開かれた日本海駅伝で2時間11分台を出し、中京学院大中京に3分以上の差で勝利した。チームの躍進を支えるのが、昨冬以降に驚異的な成長を遂げ、6月の東海高校総体5000メートルでは14分45秒の好記録を出した山下雄暉選手(3年)だ。さらに、ぎふ清流郡市対抗駅伝で中洞選手に次ぐ走りを見せた古橋空弥選手(1年)ら、選手層の厚さも強みだ。

 益田清風は、中学時代に3000メートルで全国トップクラスの8分37秒を出し、「10年に1人の逸材」と評される岩島共汰選手(2年)ら2年生選手が中心。1区で接戦に持ち込み、上位2校に食らいつきたい。

 他校には有力選手も。東海高校総体5000メートルでは、山下選手を上回る14分36秒を出した高山西の熊崎貴哉選手(3年)の走りにも注目が集まる。

女子 県岐阜商軸、3校絡む

 優勝候補筆頭の県岐阜商を中心に、中京学院大中京、美濃加茂、益田清風が絡む展開になりそうだ。

 県岐阜商は10月に鳥取県で開催されたくらよし女子駅伝で県勢トップでフィニッシュ。双子の加藤若葉、愛結選手(いずれも3年)は、それぞれ3000メートル9分50秒台の記録を持つ。ぎふ清流郡市対抗駅伝では1区と10区で区間賞を取ったダブルエース。今大会では1区とアンカーに入る見込みだ。

 中京学院大中京は、昨年大会で1区の区間賞に輝いた荒武優衣香選手(3年)が序盤でリードを作る展開に持ち込みたい。安藤みなみ、若尾真奈の両選手(いずれも2年)ら下級生もトラック競技で好記録を出しており、ロードの駅伝でどれだけ力を発揮できるかが鍵を握る。

 美濃加茂は、3000メートルで9分台の記録を持つ須田花音選手(3年)をエースに据える。1年時からメンバー入りし、1月の都道府県対抗女子駅伝でも県メンバーに選ばれた須田選手が、他校エースとの1区対決を制するかが見どころだ。

 益田清風は、6月の東海高校総体で1500メートル4分40秒で8位入賞の上村莉沙選手(2年)に注目したい。スピードのある上村選手の出来次第で、勝機は十分にある。

 昨年優勝の大垣日大は選手層が薄く、苦しい。昨年アンカーを務めた吉村唯選手(3年)を中心に、伊藤蒼遙、古川天音の両選手(いずれも2年)を含め、レース前半で流れを作り、意地を見せたい。


ご協力のお願い

 全国高校駅伝競走大会県予選会の開催にあたり、コースとなる県道沿線や周辺道路などが3日午前9時半ごろ~午後1時ごろに交通規制のため、一時的に混雑や渋滞することが予想されます。周辺にお住まいの方々や運転手の皆さまにご迷惑をおかけします。ご理解とご協力をお願いします。また、選手たちへの温かいご声援をお願い申し上げます。

 県高校体育連盟・岐阜陸上競技協会・県教育委員会・毎日新聞社