県予選 男子・八千代松陰、接戦制す 女子・成田、走り確実にV2 /千葉

毎日新聞

ゴールする八千代松陰の鶴元太選手
ゴールする成田の小坂井智絵選手

 男子第70回、女子第31回全国高校駅伝競走大会県予選(県高体連など主催、毎日新聞社など後援)が2日、旭市の県総合スポーツセンター東総運動場の折り返しコース(男子7区間42.195キロ、女子5区間21.0975キロ)で開かれた。男子は八千代松陰が2年連続11回目、女子は成田が2年連続9回目の優勝を決めた。両校は12月22日に京都・都大路で開催される全国大会に出場する。【加古ななみ、近藤卓資】

 ◆男子

八千代松陰、接戦制す 4人区間賞で連覇

 4、5区で2位に落ちたものの4区間で区間賞を獲得する走りを見せた八千代松陰が逆転優勝し、連覇を果たした。

 1区の佐藤一世選手(3年)は2位を15秒差で引き離す。2区では2位の市船橋に詰め寄られたが、3区の石井一希選手(同)が区間1位の快走で、再びリードを広げた。

 4区では、市船橋が緒方澪那斗選手(1年)の力走でトップに躍り出て、八千代松陰に11秒差を付ける。だが2位でたすきを受け取った八千代松陰5区の杉坂侑紀主将(3年)は10秒差まで縮め、6区の油谷航亮選手(2年)が市船橋の選手を追い抜く。アンカーの鶴元太選手(同)はさらにリードを広げ、ゴールテープを切った。

トップ抜くのに集中 八千代松陰・油谷航亮選手(2年)

八千代松陰・油谷航亮選手(2年)

 6区を任され、2位でたすきを受け取ると、トップの選手を抜くことだけに集中した。焦らず自分のペースで走り、相手の背中を捉えると一気にスピードを上げ、29秒差でアンカーにつないだ。「3年の先輩たちにとっては最後のレース。なんとか抜かしたかった」

 夏のインターハイでは、男子1500メートルで予選落ちした。自分の走りを省みて、無駄な動きをそぎ落として早いピッチで刻むことを意識しながら練習に打ち込んだ。その成果が表れ、秋の県新人戦では男子5000メートルで優勝した。

 レース後、「(1位の選手を抜かした)後半の勝負で自信がついた。全国大会でもチームに貢献したい」と笑顔を見せた。【加古ななみ】

 ◆女子

成田、走り確実にV2 昨年と同タイムで

 昨年の都大路経験者4人が走る成田が昨年と同タイムで連覇を果たした。

 エースが集まる1区。昨年まで2年連続区間賞の実力者、風間歩佳主将(3年)は「下りで粘れなかった」と2位でたすきをつないだ。2区の山崎りさ選手(2年)が「自分がトップに立つ」と気合を入れてトップに立ち、3区の小杉真生選手(3年)は「3年の自分がチームに勢いを」とリードを広げた。4区の大網瑞姫選手(同)は監督から「いつもどおりに」と助言をもらい、堅実な走りを見せた。

 アンカーの小坂井智絵選手(2年)は「都大路では外国人とも互角に戦わなければいけない」と、区間1位でゴールテープを切った。

筋トレで体幹鍛え 成田・山崎りさ選手(2年)

成田・山崎りさ選手(2年)

 トップに8秒差で1区の風間歩佳主将(3年)からたすきを受け取ると、最初から飛ばした。1キロ付近で1位に躍り出て、45秒差で3区につなぐ区間1位の走りを見せた。「後半もしっかり粘れた」

 昨年の都大路で3区に抜てきされるも区間9位に。優勝争いを続けたチームも後半に失速し、9位に沈んだ。その悔しさから筋肉トレーニングに加えて体幹も鍛え、フォームを安定させた。その結果8月のインターハイは女子1500メートルで4位、トラック3000メートルも秋の新人戦で9分18秒と自己ベスト記録を更新させた。

 レースを終えて笑顔を見せつつ、「3位以内に入り、笑って終われるようにしたい」と都大路での活躍に向けて表情を引き締めた。【近藤卓資】