県予選 師走の都大路へ 女子、筑女が5連覇 男子、自由ケ丘初V /福岡

毎日新聞

県予選5連覇を決めた筑紫女学園のアンカー・中才選手

 師走の都大路を駆ける男子第70回、女子第31回全国高校駅伝競走大会(日本陸連、全国高体連、毎日新聞社など主催)の県予選大会が3日、嘉麻市の嘉穂総合運動公園周辺コースであった。男子(7区間42・195キロ)は自由ケ丘が初優勝、女子(5区間21・0975キロ)は筑紫女学園が5連覇を飾った。両校は県代表として12月22日、京都市で開かれる全国大会に挑む。全国大会出場は、自由ケ丘は初めて、筑紫女学園は26回目。また、男女上位3校は今月16日に大分県である九州大会に出場するが、男子は全国大会が記念大会のため、九州大会で福岡、佐賀、長崎、大分4県の県代表校を除く最上位に入れば全国大会出場権を得る。【下原知広、杣谷健太】

 ◆女子

筑女が5連覇 3区でトップに笑顔で力走

 筑紫女学園が計画通りのレース運びで3区でトップに立つと、その後は他を寄せ付けず5連覇を達成した。

 最長の1区を任されたのは、昨年の全国大会で1区を走った池田朱里選手(2年)。北九州市立の酒井美玖選手(同)が抜け出したが「トップとの差をどれだけ無くすかが仕事」と落ち着いた走りを見せ、29秒差の2位でたすきをつないだ。

 2区の永長里緒選手(同)は「前半から頑張ろうと思っていた」と、トップとの差を15秒まで縮め、笑顔で3区の市原沙南主将(3年)に。「勝負はラストの上り坂と思っていた。貯金を作って、1年生に楽に走ってほしかった」。その言葉通り、市原主将は2・2キロ付近の上り坂でトップに立ち、力強い走りで2位との差を16秒に広げた。

 「自信を持って」とたすきを手渡された4区の市川碧花(あおか)選手(1年)は沿道の声援も受け「楽しく走れた」と落ち着いた走りで更に差を広げてアンカーへ。

 「伝統校で駅伝をやりたい」と富山市から筑紫女学園に入学した中才茉子(まこ)選手(同)が、5連覇を示すように右手を大きく広げてフィニッシュ。中才選手は「全国大会では、目標の入賞に貢献したい」と意気込んだ。

 ◆男子

自由ケ丘初V 激戦、大牟田抜く

優勝のフィニッシュテープを切る自由ケ丘の西村選手

 自由ケ丘が激戦を制し、初の都大路切符をつかんだ。

 序盤はライバル大牟田と一進一退のレース。1区の山本歩夢(あゆむ)選手(2年)が「最後は絶対勝つ」と大牟田・吉冨純也選手(3年)とのデッドヒートに競り勝ち、チームに流れを生んだ。2区の西垣收悟(しゅうご)選手(2年)は順位を一つ落としたものの岸本隆雄監督が「いい走り」と認める走りで、タスキをつないだ。

 素晴らしい追い上げを見せたのが3区の尾方馨斗(けいと)選手(3年)だ。「3年はこれで最後。失敗してもいい」と、前半から飛ばし先を走る大牟田にみるみる迫った。

 勝利を決定づけたのは続く4区の松並昂勢(こうせい)選手(同)。「自分が差をつける」と大牟田に追い付き、中盤の下り坂で一気にギアを上げ、引き離した。5区の緒方春斗選手(同)が力強い走りで更にリードを広げる。6区の塚田翔伍主将(同)は「7区は1年生。少しでも楽に走ってもらいたい」と力走し勝負を託した。

 そしてアンカーの西村真周(ましゅう)選手(1年)。自由ケ丘ののぼりが上がり、大声援で湧くトラックを駆け抜け右手を大きくつき上げフィニッシュ。待ち構えた選手らにもみくちゃにされた。


  女子    1区     2区       3区     4区     5区     総合成績

        6キロ     4.0975キロ  3キロ     3キロ     5キロ     時.分.秒

(1)筑紫女学園  池田    (2)永長      (1)市原    (1)市川    (1)中才

       <2>19.54 <1>13.16   <1> 9.42 <1> 9.47 <1>16.56 1.09.35

(2)北九州市立  酒井    (1)柳井      (2)吉田    (2)中尾    (2)広瀬

       <1>19.25 <2>13.30   <2>10.13 <2>10.09 <3>17.33 1.10.50

(3)東海大福岡  中山    (3)川原      (3)梅崎    (3)高田    (3)藤岡

       <3>20.44 <3>13.42   <3>10.24 <3>10.15 <2>17.13 1.12.18

(4)自由ケ丘  1時間14分26秒

(5)九国大付  1時間14分54秒

(6)九産大九産 1時間16分25秒

(7)宗像    1時間16分40秒

(8)福大若葉  1時間17分24秒

(9)東筑紫学園 1時間17分39秒

(10)近大福岡  1時間19分46秒

(11)筑前    1時間20分18秒

(12)高稜    1時間20分53秒

(13)小倉    1時間22分16秒

(14)明善    1時間22分19秒

(15)折尾愛真  1時間22分22秒

(16)春日    1時間22分29秒

(17)福岡西陵  1時間22分43秒

(18)修猷館   1時間23分08秒

(19)戸畑    1時間24分21秒

(20)小倉南   1時間24分26秒

(21)直方    1時間24分46秒

(22)希望が丘  1時間25分02秒

(23)純真    1時間26分31秒

(24)八幡    1時間28分14秒

(25)北筑    1時間30分13秒

(26)小郡    1時間30分26秒

(27)青豊    1時間35分08秒

 ◆区間賞

 1区=酒井美玖(北九州市立)19分25秒▽2区=永長里緒(筑紫女学園)13分16秒▽3区=市原沙南(筑紫女学園)9分42秒▽4区=市川碧花(筑紫女学園)9分47秒▽5区=中才茉子(筑紫女学園)16分56秒

 選手名の数字はチームの通算順位、タイムの横の白抜き数字は区間順位


  男子   1区     2区    3区       4区       5区    6区     7区      総合成績

       10キロ    3キロ    8.1075キロ  8.0875キロ  3キロ    5キロ     5キロ      時.分.秒

(1)自由ケ丘  山本    (2)西垣   (2)尾方      (1)松並      (1)緒方   (1)塚田    (1)西村

      <1>30.29 <2>8.45 <1>24.29   <1>23.55   <1>8.14 <1>14.49 <2> 15.08 2.05.49

(2)大牟田   吉冨    (1)太田   (1)林       (2)神谷      (2)馬場   (2)川崎    (2)荒巻

      <2>30.34 <1>8.23 <3>24.37   <2>24.37   <2>8.33 <2>14.55 <1> 15.00 2.06.39

(3)福岡第一  永野    (5)東    (3)ビクター    (3)徳田      (3)波多江  (3)平山    (3)桜井

      <4>31.07 <8>9.16 <2>24.36   <3>25.05   <7>8.59 <6>15.56 <5> 15.51 2.10.50

(4)東海大福岡 2時間12分30秒

(5)飯塚    2時間12分40秒

(6)純真    2時間13分20秒

(7)九国大付  2時間13分43秒

(8)希望が丘  2時間15分43秒

(9)修猷館   2時間17分31秒

(10)折尾愛真  2時間17分51秒

(11)小倉南   2時間18分14秒

(12)九産大九州 2時間20分56秒

(13)福岡工   2時間22分04秒

(14)筑前    2時間23分40秒

(15)近大福岡  2時間24分20秒

(16)東福岡   2時間24分52秒

(17)筑紫    2時間25分03秒

(18)福工大城東 2時間25分07秒

(19)青豊    2時間25分14秒

(20)八女    2時間25分14秒

(21)小倉工   2時間25分17秒

(22)筑紫丘   2時間26分05秒

(23)高稜    2時間26分21秒

(24)福大大濠  2時間26分25秒

(25)宗像    2時間27分01秒

(26)戸畑    2時間28分09秒

(27)小郡    2時間29分38秒

(28)門司学園  2時間31分38秒

(29)糸島    2時間32分45秒

(30)小倉    2時間34分25秒

(31)春日    2時間34分31秒

 ※福岡西陵は失格

 ◆区間賞

 1区=山本歩夢(自由ケ丘)30分29秒▽2区=太田蒼生(大牟田)8分23秒=区間新▽3区=尾方馨斗(自由ケ丘)24分29秒▽4区=松並昂勢(自由ケ丘)23分55秒=区間新▽5区=緒方春斗(自由ケ丘)8分14秒=区間新▽6区=塚田翔伍(自由ケ丘)14分49秒=区間新▽7区=荒巻朋煕(大牟田)15分00秒

〔福岡都市圏版〕