県予選 男子・松浦、2年連続3回目 女子・諫早、2年ぶり25回目V /長崎

毎日新聞

ガッツポーズでフィニッシュする松浦の山本羅生(らいき)選手

 男子第70回、女子第31回全国高校駅伝競走大会(毎日新聞社など主催)の県予選が6日、雲仙市の雲仙・小浜マラソンコースであった。42校が出場した男子は松浦が2年連続3回目、32校で争った女子は諫早が2年ぶり25回目となる都大路への切符を手にした。全国大会は12月22日に開かれる。また、男女の上位3校は大分県で今月16日にある九州大会に出場する。【中山敦貴、近藤聡司】

 ◆男子

チーム力でタイム更新

 松浦が7区間中5区間で区間賞を獲得する力走で2連覇を果たした。タイムで昨年の県予選を39秒更新し、2位の鎮西学院に2分以上の差をつけるなどチーム力を見せた。

 エースが集まる1区の植村優人選手(3年)は鎮西学院と22秒差の2位だったが、沢田洋監督は「2区、3区で必ず逆転できる」と読んでいたという。

 その言葉通り、2区の吉浦悠(はる)選手(1年)が「1秒でも差を詰め、先輩たちを楽にする」と前を追って6秒差に迫ると、「3区で自分が仕掛ける」と想定していたという内野李彗(りせい)選手(3年)が得意の上り坂で先頭に立ち、逆に1分近いリードを奪った。

 4区では網本佳悟選手が区間賞を獲得し、沢田監督から「1年生としてはありえない程の活躍」とたたえた。

 6年ぶりに出場した昨年の都大路は23位。植松選手は「練習を積んで気持ちを高めて、自分の限界を超えられるような走りをしたい」と誓っていた。

全員が1年生、粘って17位に 佐世保北

 ○…佐世保北は、3年生の引退などで選手7人全員が1年生だった。23位で2区にリレーした後は、他校の上級生ランナーの背中に必死で食らいつき、徐々に順位を上げ17位でゴールした。7区の林悠人選手は、普段は800メートルの中距離走者だが、駅伝に対応するため10キロの走り込みなどに打ち込んでこの日を迎えたといい、「不安も大きかったが団結できた。来年は九州大会を目指したい」と話した。

 ◆女子

復活遂げた圧巻の走り

「カムバック諫高」と書かれた右腕を掲げフィニッシュする諫早の畑本夏萌(かほ)選手

 「返り咲こう カムバック諫高」。そう書かれた右腕を掲げ、諫早の畑本夏萌選手(2年)がフィニッシュした。24年連続の都大路を逃した昨年からの復活を期すチームは、5区間全てで区間賞を獲得する圧巻のレースを見せた。

 昨年と同じ1区を任された弟子丸小春選手(3年)は「自分が流れを作れず負けた」と悔しさをバネに努力を重ねてきた。今年は長崎商に42秒の差をつけ、「このまま目標のタイムで優勝したい」とたすきをリレーした。

 2区の森田真帆選手(2年)以降も、さらにリードを広げる快走を見せ、最後まで独走を続けた。終わってみれば、2位の長崎女子に5分近い差をつけていた。

 チームの記録も昨年の県予選を約2分短縮した。1年前の悔し涙を、うれし涙に変えた藤永佳子監督は、「今回のゴールが諫早の新しいスタートライン。都大路でも8位入賞を目指す」と力を込めた。

大学でも駅伝続ける 長崎商

 ○…昨年、悲願の初優勝を飾った長崎商の連覇はならなかった。3年生として唯一走った浜添麻那選手は1区で2位につけたが、最終区まで徐々に順位を落とし、5位でフィニッシュ。「皆でもう一度都大路に立ちたいという思いで頑張ってきたのに、残念」と涙ぐむ浜添選手だが、大学でも陸上部で駅伝を続けるといい、「今後も努力を重ねたい」と前を向いた。


 ◆男子上位成績◆

(1)松浦    2時間9分2秒

 (植村優人、吉浦悠、内野李彗、網本佳悟、藤山龍誠、小茂田勁志、山本羅生)

(2)鎮西学院  2時間11分21秒

 (花尾恭輔、平山喜一朗、本山凜太朗、小林大晟、浅井海堂、金泳勲、宮川康之介)

(3)瓊浦    2時間13分16秒

 (林田洋翔、横田玖磨、新郷幸聖、長島玲音、谷口瞬之介、松野颯斗、入浜輝大)

(4)創成館   2時間13分29秒

(5)川棚    2時間15分25秒

(6)長崎北陽台 2時間23分28秒

(7)諫早農   2時間23分36秒

(8)青雲    2時間25分26秒

(9)大村工   2時間25分38秒

(10)西海学園  2時間25分59秒

 ◆男子区間賞◆

1区(10キロ)     花尾恭輔(鎮西学院)  30分37秒

2区(3キロ)      吉浦悠(松浦)      9分15秒

3区(8.1075キロ) 内野李彗(松浦)    25分 3秒

4区(8.0875キロ) 網本佳悟(松浦)    24分39秒

5区(3キロ)      藤山龍誠(松浦)     9分 0秒

6区(5キロ)      小茂田勁志(松浦)   14分55秒

7区(5キロ)      宮川康之介(鎮西学院) 15分 6秒

 ◆女子上位成績◆

(1)諫早   1時間9分5秒

 (弟子丸小春、森田真帆、川尻優里、黒川光、畑本夏萌)

(2)長崎女子 1時間13分54秒

 (谷口玲央奈、貞松真帆、浜添花穂、今川彩美、中村まこ)

(3)鎮西学院 1時間14分30秒

 (末永恋菜、浜崎乃愛、浜崎ほの香、林田苑子、藤江愛奈)

(4)瓊浦   1時間14分35秒

(5)長崎商  1時間14分59秒

(6)口加   1時間17分51秒

(7)壱岐   1時間17分56秒

(8)長崎南  1時間19分 7秒

(9)川棚   1時間19分50秒

(10)長崎西  1時間21分 0秒

 ◆女子区間賞◆

1区(6キロ)      弟子丸小春(諫早) 19分32秒

2区(4.0975キロ) 森田真帆(諫早)  13分14秒

3区(3キロ)      川尻優里(諫早)   9分53秒

4区(3キロ)      黒川光(諫早)   10分 4秒

5区(5キロ)      畑本夏萌(諫早)  16分22秒


 全チームの成績は後日掲載予定です

〔長崎版〕