九州高校駅伝 九州学院が2年連続11回目V、大牟田と都大路へ

毎日新聞

南九州地区代表となった九州学院の高浜大志選手=大分県宇佐市で2019年11月16日午後1時55分、河慧琳撮影
北九州地区代表となった大牟田の神谷青輝選手=大分県宇佐市で2019年11月16日午後1時56分、河慧琳撮影

 大分県宇佐市で16日に開かれた男子第72回全九州高校駅伝競走大会(九州高体連など主催)で、男子は九州学院(熊本)が2時間5分41秒で2年連続11回目の優勝を果たした。

 全国大会が70回目の記念大会となる男子は、各県予選の優勝チーム以外に北九州、南九州の上位各1チームが代表権を得られ、北九州地区は大牟田(福岡)が、南九州地区は九州学院が出場権を獲得した。【河慧琳】

 

 男子の熊本県予選で2位に終わった九州学院が優勝を飾り、全国大会への切符を手にした。県予選から3選手を入れ替える「荒療治」。新たにメンバー入りした6区の田島が宮崎・小林の走者を抜いてトップに躍り出て、最終7区の高浜にたすきを渡し、逃げ切った。禿雄進監督は「(全国大会への調整が)3週間遅れた」と苦笑い。全国大会で2位が2度と実績がある九州学院。禿監督が残り約1カ月でチームを最高の状態に仕上げ、本番に臨む。

4連覇を達成した神村学園のアンカーのバイレ=大分県宇佐市で2019年11月16日、吉見裕都撮影

女子は神村学園が大会記録で4連覇

 女子第31回全九州高校駅伝(5区間21・0975キロ)も行われ、神村学園(鹿児島)が1時間7分13秒で4年連続8回目の優勝を果たした。神村学園は1999年に諫早(長崎)がマークした大会記録を10秒更新した。

  12月の全国の舞台で2連覇を狙う女子の神村学園。すでに、県大会を制して、その挑戦権も得ている。有川監督はこの日のコースを「1区の終盤が上り坂で都大路に似ている」と分析。全国大会のシミュレーションに打って付けと考えていた。そこで、大会新記録のタイムをたたき出し、有川監督は「(全国大会2連覇への)めどが立った」と自信を深めた。

 最長6キロを走るエース区間の1区を任された木之下は「酒井さんにどこまで離されないで走れるか」をテーマにスタートラインに立った。福岡・北九州市立の酒井は九州地区では屈指のランナーだ。並走していると、酒井の表情がゆがんでいるのがチラッと見えた。木之下はスパートをかけ、酒井に25秒差をつけてたすきを渡した。

 あとは神村学園の一人旅。特に、3区の黒川、5区のバイレは快調に飛ばした。ともに区間賞を区間新で獲得するなどほぼ完璧なレースを展開し、他校を圧倒した。

 戦いを終え、有川監督は「平成最後と令和最初の連覇というチャンスをものにしたい」と力強く宣言。都大路に向け、隙(すき)がなく、万全の態勢を整えつつある。【吉見裕都】