東海高校駅伝 男子、伊賀白鳳がV/女子、四日市商8位 /三重

毎日新聞

1位でフィニィッシュする伊賀白鳳の小倉選手=静岡県袋井市のエコパスタジアムで、朝比奈由佳撮影

 男子第68回、女子第30回東海高校駅伝競走大会(東海高体連など主催、毎日新聞社後援)が24日、静岡県袋井市のエコパスタジアムを発着点に行われた。県勢の男子は県予選会2位だった伊賀白鳳が2時間9分43秒で、9年ぶり5回目の優勝を果たした。今年の全国大会は男子が第70回の記念大会となるため、各地区大会で都道府県代表校を除いた最上位校も出場できる。伊賀白鳳は東海地区代表として16年連続31回目の出場を決めた。県予選会1位の四日市工は7位だった。県勢女子のトップは全国大会出場を決めている四日市商の8位だった。

 東海大会には三重、愛知、岐阜、静岡各県の県予選会上位6校が出場し、男子は7区間42・195キロ、女子が5区間21・0975キロで争った。女子は岡崎学園(愛知)が初優勝を果たした。【朝比奈由佳】

 ◆男子

県予選リベンジ、都大路を決める

 伊賀白鳳が県予選会のリベンジを見事果たし、東海4県24チームのトップに輝いた。

 1区の佐伯陽生選手(3年)は序盤は抑え、終盤にスパートをかける作戦が奏功し、1位で中継地点に。「チームに勢いをつけられた」と笑顔で振り返った。

 2区の永洞和季選手(3年)も区間賞の快走。後続との差を35秒に広げた。「県大会は悔しい走りだったが、東海大会に向けて気持ちをうまく切り替えられた」と語った。

 3区の福井悠斗選手(3年)は「都大路の切符をどうしてもつかみたい」とトップを死守。4区の田中慎梧選手(3年)は「5区は1年生。安心して走らせたい」と2位チームとの差をさらに20秒広げた。

 アップの時から調子の良さを感じていたという5区の松本颯真選手(1年)。「県大会では伝統校の選手として走ることに慣れていなかった」とリベンジを誓ったこの大会で手応えをつかんだ様子だった。

 この日は気温20・7度と暖かく、コースもアップダウンが激しい。「どんな天候になっても対応できるよう練習を積んできた」という6区の木村優心選手(3年)は首位でたすきをアンカーの小倉史也選手(1年)につないだ。

 「『楽に走ってくれ』という先輩たちの思いを感じた」という小倉選手は落ち着いたペースで走り始めた。途中、2位チームに追いつかれるも、後半の上り坂でスパート。「フミヤ」コールで出迎えるチームメートの声援に応え、笑顔でフィニッシュテープを切った。

 中武隼一監督は「素直にうれしい。県大会で負けを味わって学んだことが多かった。出場できる喜びを感じながら都大路で戦ってきたい」と話していた。【衛藤達生】

 ◆女子

9位以内に入る、チーム目標達成

 県勢トップは四日市商の8位だった。1区の丹羽瑞希選手(2年)は「全国大会につながるように、他校の速い流れに乗っていこう」と試合に臨んだ。しかし、スタートから1キロの下り坂で先頭集団と距離が開き始めた。それでも「慌てずに、目の前の選手をひとりひとり抜くことを考えた」と2キロ地点で浜松開誠館(静岡)を追い抜き、6位でたすきをつないだ。県予選会より約30秒タイムが縮まり、「目標を一つクリアできた」と満足げだった。

 2区の藤本直選手(2年)は、2キロ地点から他校の選手との競り合いが続き、「何校にも抜かれ動揺した」という。しかし中継地点の約400メートル手前でスパートし9位に。「県予選会の疲れが残り、うまく調整できなかった。次は万全の状態で臨みたい」と話した。

 3区の早川花選手(1年)は「攻めの姿勢で走ることができなかったのが反省点」としながらも、最後の下り坂でペースを上げたままゴールすることができ、自身の成長を感じたレースだったという。「気負わずに、楽しんで走ることができた」と笑顔だった。

 4区の近藤萌子選手(2年)は10位でたすきを受けた。終盤までせめぎ合いが続いたが、「ここで順位を上げないと」と、中継地点の約500メートル手前から一気にペースを上げ、6位でアンカーにたすきを託した。

 5区への中継地点で、後続の浜松開誠館とは2秒差。岡野敬加選手(2年)は「接戦だということは分かっていた。何も考えずに夢中でゴールまで駆け抜けた」と振り返った。県予選会のコースに比べてアップダウンが激しく苦しい場面もあったが、「9位以内に入るというチームの目標は達成できた」と満面の笑みだった。【朝比奈由佳】


 <男子成績>(42.195キロ)

(1)伊賀白鳳(三重)  2:09:43

(2)豊川(愛知)    2:09:52

(3)愛知(愛知)    2:10:27

(4)美濃加茂(岐阜)  2:12:09

(5)名経大高蔵(愛知) 2:12:34

(6)浜松商(静岡)   2:13:40

(7)四日市工(三重)  2:13:41

(8)浜松日体(静岡)  2:13:42

(9)藤枝明誠(静岡)  2:13:50

(10)浜松工(静岡)   2:14:15

(11)島田(静岡)    2:14:33

(12)中京大中京(愛知) 2:14:49

(13)中京院中京(岐阜) 2:16:50

(14)豊川工(愛知)   2:17:14

(15)加藤学園(静岡)  2:17:25

(16)千種(愛知)    2:17:44

(17)益田清風(岐阜)  2:18:01

(18)大垣日大(岐阜)  2:18:44

(19)市岐阜商(岐阜)  2:19:41

(20)高田(三重)    2:21:32

(21)海星(三重)    2:22:12

(22)中津商(岐阜)   2:22:46

(23)四日市西(三重)  2:26:05

(24)津(三重)     2:28:17

男子区間賞

1区(10キロ)佐伯陽生(伊賀白鳳)30分16秒▽2区(3キロ)永洞和季(伊賀白鳳)8分46秒▽3区(8・0975キロ)浅井大登(愛知)25分14秒▽4区(8・0975キロ)小林亮太(豊川)24分45秒▽5区(3キロ)吉村聡介(豊川)8分47秒▽6区(5キロ)浅井皓貴(豊川)15分06秒▽7区(5キロ)中洞将(中京院中京)15分00秒


<女子成績>(21.0975キロ)

(1)岡崎学園(愛知)  1:13:32

(2)安城学園(愛知)  1:13:40

(2)光ケ丘女子(愛知) 1:14:25

(4)愛知(愛知)    1:15:06

(5)島田(静岡)    1:15:19

(6)益田清風(岐阜)  1:15:25

(7)浜松開誠館(静岡) 1:15:28

(8)四日市商(三重)  1:16:24

(9)常葉大菊川(静岡) 1:16:53

(10)美濃加茂(岐阜)  1:16:54

(11)東海大翔洋(静岡) 1:17:06

(12)県岐阜商(岐阜)  1:17:20

(13)中京院中京(岐阜) 1:17:25

(14)浜松工(静岡)   1:17:41

(15)浜松西(静岡)   1:17:56

(16)津商(三重)    1:18:24

(17)豊川(愛知)    1:19:00

(18)宇治山田商(三重) 1:19:05

(19)中京大中京(愛知) 1:19:06

(20)伊賀白鳳(三重)  1:19:59

(21)桑名(三重)    1:20:35

(22)斐太(岐阜)    1:21:27

(23)いなべ総合(三重) 1:25:43

(24)大垣日大(岐阜)  記録なし

 ※大垣日大は人数不足のため4区までの参加

女子区間賞

1区(6キロ)城所日和(岡崎学園)20分32秒▽2区(4・0975キロ)竹田実紗(安城学園)14分16秒▽3区(3キロ)古川璃音(豊川)10分03秒▽4区(3キロ)吉田彩乃(愛知)10分11秒▽5区(5キロ)内田妃(岡崎学園)17分33秒

〔三重版〕