女子・立命館宇治 31年連続31回目 4回目の制覇狙い一丸 /京都

毎日新聞

学校のグラウンドで練習する立命館宇治の選手ら=宇治市の同校で、添島香苗撮影

 1989年の第1回から昨年で30年連続出場の節目を迎えた。31年目の今年は新たな歴史を刻み始めるべく、都大路に向けて順調にレベルを上げている。

 近畿大会では府予選から約2分タイムを縮め、1時間9分15秒で5年ぶり19回目の優勝を果たした。荻野由信総監督は「全国で戦えるレベルに達してきている。都大路が楽しみだ」と手応えを語る。左足の疲労骨折で府予選も近畿大会も出場できなかった村松灯(とも)主将(2年)も回復し、ベストメンバーで臨めそうだ。

 チームには全国レベルの走力を備えた選手がそろう。軸となるのは三原梓選手(2年)、村松主将と妹の結(ゆう)選手(1年)。3人とも3000メートル9分9秒台の自己ベストを持つ。

 最長区間の1区(6キロ)は、昨年2区を走った三原梓選手が意欲を見せる。「昨年は周囲に引っ張られないとだめだった。一人で走る力をつけようと前に出て走ることに取り組んできた」と語り、この1年でエースに成長した。近畿大会は1区で2位に27秒の大差をつける区間賞。荻野総監督も「自分の走りができ、チームの模範となっている。将来は日本のトップ、更には世界で戦える逸材」と期待する。

 2区(4・0975キロ)は村松結選手か。1年生ながら11月30日に横浜市であった日体大記録会で9分9秒台をマークし、調子は上々だ。「昨年の(三原梓選手の)記録を超える走りがしたい」と闘志を燃やす。1、2区で主導権を握れるかが、勝負の鍵となりそうだ。

 5区(5キロ)は村松主将が有力。昨年もアンカーを務め、「順位を一つ落としてしまった悔しさがある。優勝のゴールテープを切りたい」と意気込む。けがで府、近畿とも走れず、もどかしい思いをした分、都大路にかける思いは強い。

 3、4区(いずれも3キロ)は、三原梓選手の姉で昨年4区を走った環(たまき)選手(3年)、府、近畿とも出場した伊藤美空(みく)選手(2年)と林美怜選手(1年)が候補だ。最初からペースを上げた走りができるかが鍵となる。

 登録8選手中、姉妹が2組いるのも今年の特徴だ。村松姉妹と三原姉妹は「都大路に姉妹で出たい」と声をそろえる。この2組に限らず、チームは学年に関係なく仲が良く、自信もついてきた。目標は4回目の全国制覇。心を一つに頂点を狙う。【添島香苗】


立命館宇治の記録

今年の府予選記録     1時間11分18秒(三原梓、村松結、伊藤、三原環、林)

全国大会の過去最高成績  優勝3回(2012年1時間07分22秒、07年1時間07分06秒、00年1時間08分05秒)

過去3年間の全国大会成績 2018年7位(1時間08分20秒)、17年4位(1時間08分30秒)、16年9位(1時間09分23秒)

〔京都版〕