チーム紹介/上 男子 埼玉栄 逆境克服し3位以内へ 台風被害、練習場所日替わり /埼玉

毎日新聞

練習に励む埼玉栄男子駅伝部の選手ら=埼玉県加須市の平成国際大学で

 都大路を駆け抜ける男子第70回、女子第31回全国高校駅伝競走大会(毎日新聞社、日本陸連、全国高体連など主催)が22日、京都市で行われ、県勢は男子が埼玉栄、女子は昌平が出場する。両チームの歩みや、大会に向けた選手たちの意気込みを紹介する。【平本絢子】

 3年連続39回目の出場となる埼玉栄。昨年は6位入賞を果たし、今年も上位進出を目指すが、さいたま市西区の荒川河川敷にあるグラウンドが10月の台風19号で浸水被害に遭った。現在もヘドロが残って使用が難しく、練習場所は日によって変わる。

 今月13日、選手らは加須市にある系列校の平成国際大学グラウンドで汗を流した。練習場所によっては移動に時間がかかり、設備も異なる。時間やメニューが限られてしまうなどの制約がある中で練習を積んでいる。

 埼玉栄の駅伝部は、トラックでのスピードアップを目指す「ポイント練習」は負荷が大きく、けがのリスクがあるとして少なくする分、リズムを身につけ、一定のペースで走り続ける練習に力を入れている。競技場の外に出た時に、どんな環境でも安定してしっかり走ることが目標だ。神山洋一監督は「駅伝はトラックのタイム通りにはいかない。そこが面白いところ」と語る。

 全国大会に向けて神山監督は「1~3区がカギになる」と見る。理想のレース展開については「流れをつかめばチャンスはある。前半で良い位置について、3区まで終わった時には入賞ラインにいたい」と語る。

 県予選で3区を走り、区間賞でチームを1位に押し上げた佐藤快成選手(2年)は、7月の終わりに足の裏をけがしたため、10月上旬から3週間程度の練習だけで県予選に臨んだ。「タイムもレース展開も満足していない。練習を継続できなかったのが結果に出てしまった」と振り返る。「都大路では粘りの走りで後半につなげたい」と力を込める。

 白鳥哲汰(てった)主将(3年)は昨年の全国大会で、1区で区間賞を取る快走を見せた。「今年も区間賞の走りを見せたい」と言い切る。唯一の3年生としてチームを引っ張りながら、実力で応えてくれる1、2年生に厚い信頼を寄せる。「昨年果たせなかった3位以内が大きな目標。しっかり上を目指して戦っていきたい」


登録メンバー◇

1区 白鳥哲汰<3>

2区 西田大智(2)

3区 佐藤快成(2)

4区 森基(1)

5区 瀬川翔誠(1)

6区 高島侑翔(2)

7区 山崎颯(1)

   石口大地(2)

   上吉川颯馬(2)

   板橋将吾(1)

 ※敬称略、丸数字は学年。黒丸は主将。区間は県予選時


県勢男子の過去10年の成績◇

   年 出場校   順位   タイム

2009 埼玉栄  11位 2時間6分26秒

     武蔵越生 29位 2時間9分18秒

  10 埼玉栄  26位 2時間9分12秒

  11 埼玉栄  15位 2時間7分48秒

  12 埼玉栄  28位 2時間9分46秒

  13 埼玉栄  25位 2時間7分53秒

  14 埼玉栄   3位 2時間4分41秒

  15 埼玉栄  19位 2時間5分59秒

  16 武蔵越生 20位 2時間7分31秒

  17 埼玉栄  15位 2時間7分 6秒

  18 埼玉栄   6位 2時間3分59秒

 ※09年は第60回記念大会で、武蔵越生が県代表、埼玉栄は北関東地区代表として出場