世羅、男女Vへ 22日号砲(その1) /広島

毎日新聞

ジョギングに汗を流す世羅の男子選手たち=世羅町の世羅高校で、手呂内朱梨撮影

 師走の京都・都大路を駆け抜ける男子第70回、女子第31回全国高校駅伝競走大会(毎日新聞社、日本陸連、全国高体連など主催)は22日、たけびしスタジアム京都(京都市西京極総合運動公園陸上競技場)を発着点とするコースで開かれる。男女とも県代表の座を射止めた世羅は男子(7区間、42・195キロ)が16年連続49回目、女子(5区間21・0975キロ)が14年連続14回目の出場で、いずれも4年ぶりの優勝を目指す。本番に向けて最終調整に入った選手たちを紹介する。【手呂内朱梨】

花の1区、高速4区が鍵 男子

 男子は登録選手10人のうち6人が都大路の経験者。2時間5分台の好タイムでまとめた11月3日の県予選以降も順調で、10回目の優勝を射程に捉える。準優勝に終わった昨年の雪辱を期し、倉本玄太主将(3年)は「京都の借りは京都で返す」と意気込んでいる。

 「1区で良い流れをつくり、4区で先頭に立ちたい」。選手らが軽めのジョギングで汗を流した世羅町のグラウンドで7日、今年度からチームを率いる大工谷秀平監督(29)が本番を展望した。海外からの留学生を除く各校のエースがしのぎを削る「花の1区」は7区間最長の10キロ。県予選は倉本主将が30分15秒で区間賞に輝いた。

 倉本主将には、苦い記憶が残る。アンカーを務めた昨年の全国大会で、倉敷(岡山)の選手とのトラック勝負に14秒差で競り負けたからだ。今春からもう一つ調子が上向かないが、大工谷監督は「エースじゃけん」と鼓舞し続ける。「目前で優勝される姿がまぶたに焼き付いている。その借りを返し、監督に恩返ししたい」と話す。

 全国大会の4区(8・0875キロ)は、下りが続く高速コース。この区間を昨年走ったケニア人留学生のジョン・ムワニキ選手(2年)は、のちにロンドン五輪でも活躍した世羅のビダン・カロキ選手(当時2年)が2008年の第59回大会でたたき出した区間記録に並ぶ22分32秒で区間賞を獲得した。2日に世羅町役場で開かれた激励会では「去年よりも良い走りをしたい」と抱負を語っている。

 昨年の全国大会に続き、今年11月の県予選でも3区(8・1075キロ)を任された中野翔太選手(3年)にも注目だ。今年度の5000メートルベストタイム14分4秒は登録選手のなかでも最速で「区間賞を狙いたい」と闘志を燃やしている。


倉本玄太     <3> 14分10秒 1

吉本真啓     (2) 14分16秒 2

中野翔太     (3) 14分4秒  3

新谷紘ノ介    (2) 14分28秒 4

吉川響      (1) 14分19秒 5

細迫海気     (3) 14分38秒 6

塩出翔太     (1) 14分12秒 7

北村惇生     (3) 14分41秒

森下翔太     (1) 14分39秒

ジョン・ムワニキ (2) 14分6秒


 ※氏名(敬称略)、学年(白抜き数字は主将)、今年4~11月の公認最高記録(男子5000メートル、女子3000メートル)、県予選区間