チーム紹介/下 女子 星稜(2年ぶり11回目) ワンチームで入賞へ /石川

毎日新聞

2年ぶりの都大路に闘志を燃やす星稜の選手たち=金沢市で

 11月の県予選ではライバルの遊学館を12秒差で制し、1時間13分19秒で2年ぶり11回目の都大路出場を決めた。しかし、深浦隆史監督(41)は「非常に苦しいタイム」と納得していない。メンバーの力を考えると11分台でゴールするつもりだったからだ。全国大会では星稜が持つ県高校記録である1時間10分20秒の更新と14位(ともに2014年)を上回る8位入賞を目標に掲げる。

 起伏のある都大路のコースに備えて、今秋からクロスカントリーの練習に力を入れてきた。ウレタン素材のトラックと違い、アスファルトの道路は反発が小さい。学校から約5キロ離れた卯辰山公園内にある芝生が深い場所で走ることで、アスファルトの上でもタイムが落ちないよう練習に取り組んでいる。

 2000年から県女王の座を争い続ける遊学館を退けた強豪も常に順風満帆だったわけではない。深浦監督は県予選1週間前、練習後のミーティングで選手らの表情に覇気がないのに気がついた。「話し合いで何も成果が出ていない」。ラグビー・ワールドカップ日本大会で日本代表のフレーズとして話題になっていた「ワンチーム」を挙げ、「意味を調べてこい」と伝えた。翌日、再び集まった選手のうち3年生から「私たちはこれで最後だから」と声が上がった。大塚明実主将(2年)はその言葉にハッとし、「3年生が笑って終われるようにあと少しみんなで頑張ろう」と声をかけたという。

 深浦監督が上位進出の鍵と見るのは1区(6キロ)が予定される大塚主将だ。各チームが最長区間にエースをぶつけてくる中、「食らいついて10位台で帰ってきてくれば流れは作れる」。大塚主将は「全国でどれくらいのタイムが出せるか試してみたい」と語る。

 2区(4・0975キロ)に起用される可能性があるのは今年の国体800メートルで優勝した沢井柚葉選手(3年)。「3年生がチームを引っ張れなかった分、後輩たちに走りで恩返ししたい」と活躍を誓う。その後は3区(3キロ)、高校総体800メートルで4位入賞した谷口ゆき選手(1年)が担う4区(3キロ)で一桁の順位をうかがうプランだ。谷口選手は「800メートルのスピードを生かして、ラストスパートで勝負したい」と意気込んでいる。【井手千夏】

リアルタイムで開会式やレース展開を速報

 毎日新聞ではニュースサイト(https://mainichi.jp/miyako-oji/2019/timeline/)で22日のレース展開をタイムラインで速報する。また、レース前日の21日には、開会式の様子や選手・監督のコメントなども随時伝える。