あす号砲 女子・和歌山北、男子・智弁和歌山 /和歌山

毎日新聞

都大路に向けて調整する和歌山北の選手たち=京都市東山区で、砂押健太撮影

 男子第70回・女子第31回全国高校駅伝競走大会(毎日新聞社、日本陸連、全国高体連など主催)が22日、京都市内で開催される。男子は初出場の智弁和歌山が、女子は3年連続3回目の和歌山北が、県代表として都大路に挑む。大会を目前に控え、最終調整に励む両チームを紹介する=写真は練習風景。【砂押健太】

故障防ぎ、団結力高め 女子・和歌山北

 3年連続3回目の出場となる和歌山北。昨年の全国大会は主力選手の相次ぐ故障で、実力を発揮できなかった。今大会は初出場時の1年が3年となった集大成の大会。これまでの悔しさをバネに都大路に挑む。

 全国上位の実力校でコーチをしていた松田圭祐監督が4月に就任。チームに変化をもたらした。けがを抱えた選手が多かったため、「けがをさせない」練習を徹底。長い距離をゆっくり走るなど、シンプルな練習で走れる体の基礎をつくった。

 朝練も変わった。個別だったのが選手全員でペース走などをするようになった。遅れる選手がいれば声を掛け合う。松尾萌花選手(3年)は「コミュニケーションが増え、高め合えるようになった」。

 ミーティングも、松田監督に「お互い遠慮せずに本音で話せ」と促され、月1回から3回ほどに増えた。これまでは当たり障りのない意見が多かったが、弱い部分を助言するなど、率直に言い合うことが増えたという。

 11月2日の県予選では5区間全てで区間賞を獲得。2位に約4分差をつけた。全国大会に向けて、松田監督は「今年の和歌山代表はやるなと言われるよう、印象を残したい」と意気込む。

体幹強化、初の大舞台 男子・智弁和歌山

都大路に向けて調整をする智弁和歌山の選手たち=和歌山市冬野の同校で、砂押健太撮影

 智弁和歌山は創部3年目。県予選では和歌山北と11秒差の接戦を制し、初めての都大路に臨む。

 指導する倉本健太顧問は、母校の智弁学園(奈良)で選手と指導者の両方で都大路に出場した経験を持つ。昨年の県予選で敗れた直後、選手たちに「来年は全国大会に出て58チームの真ん中以上を目指そう」と話した。全国への出場が目標ではなく、さらに勝負できるチームになろうという意図があった。

 進学校の同校で、選手たちはスポーツ枠のクラスではなく、一般生徒と一緒に難関大進学を目指している。勉強と両立するため、練習は放課後の約1時間半に限られる。時間を効率的に使うため、ストレッチは事前に行い、移動は常に小走り。練習時間中は常に走っている状態をキープする。

 トレーニングでは体幹の強化を意識してきた。体のブレを抑えられれば、長時間安定して走れるためだ。山崎寛太選手(3年)は「走るときにおなかに力を入れ、腰の位置や重心が体の中心にあるように意識している」と話す。

 全国大会に向け、倉本顧問は「2時間8分台前半の記録を出し、県予選以上のタイムを目指したい」と意欲をみせる。

リアルタイムで開会式やレース展開を速報

 毎日新聞ではニュースサイト(https://mainichi.jp/miyako-oji/2019/timeline/)で22日のレース展開をタイムラインで速報する。また、レース前日の21日には、開会式の様子や選手・監督のコメントなども随時伝える。