チーム紹介/下 女子 興譲館 「個」伸ばし頂点へ /岡山

毎日新聞

練習後のクールダウンのため軽く流す興譲館の選手ら=井原市西江原町で、戸田紗友莉撮影

 21年連続21回目の出場。昨年は選手の相次ぐけがに苦しみながらも、2年連続の入賞を果たした。就任6年目の藤井裕也監督(27)は「もう入賞はおなかいっぱい。(今年は)メダルを掛けてあげたい」とさらなる飛躍を期している。

 今年は個人練習の時間を増やし、メニューも選手らに任せるなど、自主性を尊重して個々の力を伸ばした。さらに、3000メートルのタイムがチームの日本人選手中トップの森陽向選手や、中学時代に全国大会決勝を経験している土屋舞琴選手といった力のある1年生の存在が上級生を刺激しており、藤井監督は「昨年より手応えがある」と自信をのぞかせる。今年は県予選、中国大会ともに2位に1分以上の差をつけており、県予選のタイムは全国3位と、頂点を射程圏内に捉えている。

 チームの大黒柱、主将の落合莉子選手(3年)は右足首と大腿(だいたい)骨の度重なる疲労骨折に悩まされ、6月から11月まで約5カ月間思うように走ることができなかったが、都大路に向け調子を合わせている。昨年の都大路は5区で入賞争いを制した。「今年は優勝のゴールテープを切りたい」と気合十分。得意な下り坂で勝負をかける。

 昨年3区を走った山下穂香選手(3年)は落合選手と同じく3度目の都大路。昨年は相次ぐけがに泣いたが、今年は練習の質を上げペースを上げすぎないように意識すると、けがも少なく好調という。「支えてくれた人に恩返しを」と最後の都大路での活躍を誓った。金沢彩希選手(3年)も最初で最後の大舞台へ照準を合わせ、中国大会では区間賞の走りを見せた。「今年こそは」の思いはひとしおだ。

 「選手が100%の力を出し切れば結果はおのずとついてくる」と藤井監督。9年ぶりの日本一を目指し、都大路を駆け抜ける。【戸田紗友莉】

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