「花の1区」で16年ぶりに記録6秒更新 称号手にした八千代松陰・佐藤 全国高校駅伝

毎日新聞

1区で後続を突き放す八千代松陰の佐藤(左)=京都市で2019年12月22日、猪飼健史撮影

 男子第70回全国高校駅伝競走大会(毎日新聞社など主催、SGホールディングス特別協賛)は22日、京都市のたけびしスタジアム京都(西京極陸上競技場)を発着点に7区間42・195キロのコースで行われ、八千代松陰(千葉)の1区・佐藤一世(いっせい)=3年=が快走を見せ、区間賞を獲得した。チームは16位だった。

 各チームのエースがひしめく「花の1区」で、日本選手歴代最高の称号を手にした。佐久長聖の上野裕一郎(現・立教大男子駅伝監督)が2003年に出した記録(28分54秒)を6秒更新。「ここまでタイムが出るとは思わなかった。攻めのレースができてよかった」と笑みがこぼれた。

 前回大会も1区を任され、終盤に追い上げて2位に入った。今回は常に先頭集団で走ることを意識し、勝負どころを見極めた。つまずきかけてヒヤリとする場面もあったが、「ラストまでもつれるとやられる」と残り500メートル付近でスパート。過去には上野のみだった28分台を7人がマークしたハイレベルなレースを制した。

 今季は一時不振に陥り、全国高校総体は予選で棄権。長野・菅平高原での他校と合同の夏合宿で鍛え直し、復調した。卒業後は大学駅伝の強豪、青山学院大に進学予定。「みんなでたすきをつなぐ。ともに喜べるのが駅伝の魅力」と走りを磨く。【芳賀竜也】