快走で4位に貢献 地区大会で初レギュラーの九州学院・高浜「次は箱根に」 全国高校駅伝

毎日新聞

6区を走った九州学院の高浜大志選手=京都市右京区で2019年12月22日午後3時44分、栗栖由喜撮影

 南九州代表の九州学院(熊本)の高浜大志選手(3年)は、チームが熊本県大会で優勝を逃し、全国切符を懸けて出場した11月の九州大会で初めてレギュラーに選ばれた。都大路では6区を区間10位で快走し、チームの4位入賞に貢献した。

 幼い頃から足が速く、走ることが好きだった。しかし、小、中学校ともに陸上部がなく、中3までは野球部に所属。「高校では陸上をやる」と駅伝強豪の九州学院に一般生として進学した。憧れの陸上部に入部したが、周りは県内トップレベルの選手ばかり。ついていくのが精いっぱいだった。

 タイムが伸びるようになった2年生の冬、左足靱帯(じんたい)のけがなど度重なる故障で約4カ月走れなかった。「都大路を走る」という目標を見失いそうになった時、禿雄進(かむろゆうしん)監督(61)の一言で意識が変わった。「ここからはい上がれ」

 乱れたフォームを修正するため筋トレで体幹を鍛え、練習後も走り込んだ。8月には3000メートル障害でインターハイに出場し、完全復活した。

 最初で最後の大舞台。「スタート前は声が震えるくらい緊張したけど、走り終えてみて、3年間努力してきたことは間違いじゃなかったと実感した」。禿監督も「よくやった。力を出し切った走りだった」と目を細めた。次の目標は大学進学と箱根駅伝出場だ。【栗栖由喜】