入学時は弱かった…3年生トリオ、奮闘のたすきリレー 女子4位・興譲館 全国高校駅伝

毎日新聞

藤井裕也監督から腕に書いてもらったメッセージを見つめる興譲館3年の(右から)金沢彩希選手、落合莉子主将、山下穂香選手=京都市右京区で2019年12月22日午後0時22分、松室花実撮影

 粘り強い走りで4位入賞を果たした興譲館(岡山)は、3年生3人がチームを支えてきた。入学時は自他ともに認める「弱い」学年だったが、日本一が狙えるレベルまでけん引した。

 3区の山下穂香選手▽4区の金沢彩希選手▽5区のアンカー・落合莉子主将――の3人。

 山下選手は度重なるけがに泣かされたが、「今年はペースをあえて落として練習の質を高めたことで、けがが減った」。金沢選手は昨年、メンバー入りするも直前のけがで出場できず、今回が最初で最後の都大路で「今年こそは、の思いは誰にも負けない」。落合主将は昨年、同じアンカーで入賞争いを制した。今年は、右足首と大腿(だいたい)骨の相次ぐけがで約5カ月間、走れない期間が続いたが、なんとか間に合わせた。

 今年8月ごろの同時期に、3人にけがや不調が重なった。焦りが募る中、藤井裕也監督は「3人が走らないで誰が走るのか」。背中を押された。

 挑んだレース本番。2区で2位に浮上したが、後半の3年生トリオの奮闘は及ばなかった。落合主将は「順位やタイムは悔しいが、この3人でたすきをつないだことはいい思い出になった」。【戸田紗友莉】