弟から兄へ 男子・美方の双子ランナーがたすきつなぐ 進学先も同じ 全国高校駅伝

毎日新聞

レースを終え握手を交わす美方の弟の小島優輝選手(左)と兄の大輝選手=京都市右京区のたけびしスタジアム京都で2019年12月22日、横見知佳撮影

 22日の男子第70回全国高校駅伝競走大会に出場した美方(福井・北信越)では3区に小島優輝選手、4区に大輝選手という3年生の双子ランナーが登場し、たすきをつないだ。

 弟の優輝選手はけがから復帰したばかりだが調子を上げ、準エース区間の3区を任された。中盤の起伏がつらく、気持ちが折れそうな時、次走者の兄の大輝選手の姿が見えた。たすきを渡した後に最後の力を振り絞り、背中を押し、叫んだ。「行けー!」。大輝選手は「頑張ってたすきを持ってきてくれて、モチベーションが上がった」。順位を三つ上げて、チームに貢献した。

 中学時代から、共に長距離に励んできた。優輝選手は「中学の時は自分の方が力があったのに高校に入るといつの間にか抜かされていた」。一つ一つの練習をライバル意識を持って取り組んできた。

 来春からは同じ大学に進学し、競技を続ける予定。初めて兄弟でつないだ都大路で、これからもっと、兄弟で切磋琢磨(せっさたくま)していくことを誓った。【横見知佳】