鳥取城北、懸命の走り /鳥取

毎日新聞

 男子第70回、女子第31回全国高校駅伝競走大会(毎日新聞社、日本陸連、全国高体連など主催)は22日、京都市のたけびしスタジアム京都(西京極陸上競技場)を発着点にレースが展開された。県代表は男女とも鳥取城北。女子(21・0975キロ)は、1時間16分50秒で、前回出場した2016年より二つ順位を落とし46位。記念大会で58チームが出場した男子(42・195キロ)は16年出場時の2時間10分54秒を上回る、2時間10分35秒と同校の都大路での記録を更新した。【小坂春乃】

男子56位 新顔で記録更新

56位でフィニッシュする鳥取城北・辰己堪一選手=京都市のたけびしスタジアム京都で、福田隆撮影

 鳥取城北男子の5年連続6回目の挑戦は56位で終えた。7区中5区で初めて都大路を走るというフレッシュな顔ぶれで“城北史上最速”のタイムをたたき出した。

 最長1区(10キロ)の林本涼選手(3年)はハイペースな展開にも落ち着き、47位でチーム唯一3年連続で出場している2区(3キロ)の田辺恒大選手(3年)へつないだ。5区(3キロ)の脇田力選手(3年)は「沿道から『鳥取頑張れ』と声が聞こえた」と冷静に臨んだ。

 1年生トリオはそれぞれ快走。故障した浜橋雅幸主将(3年)に代わり予選で最終走者を務めた岩田真之選手(1年)は3区(8・1075キロ)で大役を果たした。6区(5キロ)の山口月暉(るな)選手(1年)も区間48位の走りをみせた。

 アンカーを任された7区(5キロ)の辰己堪一選手(1年)は最後まで諦めず、北山(沖縄)の選手と接戦を演じた。唯一の2年生メンバー、4区(8・0875キロ)の帰山開智選手(2年)は「リベンジを果たしたい」と来年を見据えた。

裏方に徹し貢献

 ○…疲労骨折で県予選会出場を断念した浜橋雅幸主将(3年)は残念ながら都大路にも間に合わなかった。「走りで引っ張りたかった……」という思いを胸に、それでも代役を務めた後輩には自身の鉢巻きを渡してレースに臨んでもらった。精神的支柱として裏方に徹した浜橋主将に対し、山崎和麻監督は「全国に出場したチームの主将として誇りを忘れず、長く陸上を続けてほしい」とねぎらった。

女子46位 2区で4人抜き

46位でフィニッシュする鳥取城北・中西美愛主将=京都市のたけびしスタジアム京都で、福田隆撮影

 鳥取城北女子は46位でフィニッシュ。県予選でアンカーを走った政田愛梨選手(2年)をけがで欠く中、1年のムンフサイハン・ノミン選手が2区(4・0975キロ)で4人抜きの力走を見せ、次につながる兆しもあった。

 モンゴル出身のムンフサイハン選手はチーム1の伸び盛り。1区(6キロ)、石井永理奈選手(3年)からタスキを受け取ると力強い走りで43位に。「順位が上がってうれしい」と笑顔。

 もう一人の1年生、3区(3キロ)の泥方(ひじかた)彩華選手は「最後はペースを上げることができた」。4区(3キロ)の渡辺智美選手(3年)はピッチを落とすことなく駆け抜けたが「ラストはもう少し上げられた」と悔しさをにじませた。

 最終5区(5キロ)は中西美愛(みちか)主将(3年)。全員の思いを込めて懸命に腕を振ったが満足いく結果は果たせなかった。「1時間12分台を目指し、再び都大路へ」と後輩に夢を託した。


男子記録       通過記録     個人記録

1区 林本涼 (3年) (47)  30.51

2区 田辺恒大(3年) (51)  39.38 (53) 8.47

3区 岩田真之(1年) (54)1.05.21 (55)25.43

4区 帰山開智(2年) (56)1.30.29 (56)25.08

5区 脇田力 (3年) (57)1.39.50 (52) 9.21

6区 山口月暉(1年) (56)1.55.08 (48)15.18

7区 辰己堪一(1年) (56)2.10.35 (53)15.27

 ※主将は浜橋雅幸(3年)

女子記録       通過記録 個人記録

1区 石井永理奈  (3年) (47)  22.08

2区 ムンフサイハン(1年) (43)  36.13 (32)14.05

3区 泥方彩華(1年)    (46)  47.23 (47)11.10

4区 渡辺智美(3年)    (46)  58.17 (45)10.54

5区◎中西美愛(3年)    (46)1.16.50 (46)18.33

 ※丸囲み数字は順位、◎は主将