果敢な君を応援

毎日新聞

曇り空吹き飛ばすチア 男子・関大北陽

総勢31人で応援する関大北陽の創作ダンス部=京都市右京区のたけびしスタジアム京都で、矢倉健次撮影

 男子で3年ぶりに都大路に帰ってきた関大北陽(大阪)は、ジャズバンド部と創作ダンス部のそれぞれ約30人がスタンドから選手たちを鼓舞し続けた。

 スポーツの部活が全国大会に出場した時は応援に駆けつけるが、今年度は今大会が初めて。今秋の全日本チアダンス選手権大会にジャズ部門で出場した実力を持つ創作ダンス部副部長の山口唯華さん(3年)は「今年は応援用の振り付けで踊ったのが地域のお祭りぐらいだったので、最後にこの舞台が踏めてうれしい」。メンバーは曇天を吹き飛ばすようなはつらつとした踊りを見せ、「走れよ北陽、みんなでつなげたすき」と声を張り上げて応援の替え歌を響かせた。【矢倉健次】

緊張しながらも笑顔で 開・閉会式司会担当

司会を担当した(右から)大沢咲月さん、伊藤ひかりさん、久世未来さん、新田暖親さん=京都市右京区のハンナリーズアリーナで、添島香苗撮影

 開会式と閉会式の司会は、10月の京都府高校総合文化祭のアナウンス部門で、上位4人となったいずれも2年生が務めた。

 開会式の司会は、府立嵯峨野の大沢咲月さんと府立福知山の伊藤ひかりさんが担当。大沢さんは「選手や応援に来ている人たちがいよいよ本番、と感じる雰囲気が作れる司会をしたい」と話し、伊藤さんは「頑張ってください、との思いを込め、一校ずつしっかり校名を読み上げたい」と意気込んだ。

 閉会式は京都市立日吉ケ丘の久世未来(みく)さんと府立南陽の新田暖親(はるちか)さんが受け持った。久世さんは「アナウンスと司会では、声の抑揚の付け方などが違うので意識したい。優勝校を伝える大事な場なので、緊張感もあるが楽しみたい」と抱負を語り、新田さんは「発声練習の方法が他校とは違うなど、一緒に準備して刺激になった。本番は笑顔を心がける」と誓っていた。【添島香苗】

お守りに感謝 男子・宮崎日大

 男子の宮崎日大は「スポーツの神様」とされる白峯神宮(京都市上京区)のお守りに力をもらって都大路を走った。昨年、県予選前に参拝して初出場を決めた縁がある。

白峯神宮のお守りを手にする宮崎日大の選手=京都市中京区で、添島香苗撮影

 昨年8月、三重県での全国高校総体の帰り、藤井周一監督が「選手の意識を全国高校駅伝に向けよう」と京都に寄ることを提案。都大路のコースの試走後に白峯神宮を参拝し、10月の県予選で優勝した。

 昨年のレース後に改めて買ったお守りを寮の居間に飾り、「1年間見守ってもらった」(藤井監督)。日高龍之介選手(3年)は「居間でのミーティングの際、神前という緊張感が生まれた」と話す。再び京都の地に戻ってきたお守りが選手たちの背中を押した。【添島香苗】

背中に「譲」と描かれたそろいの法被をまとって応援する興譲館の生徒ら=たけびしスタジアム京都で、矢倉健次撮影

そろいの法被で心一つ 女子・興譲館

 たけびしスタジアム京都の南側サイドスタンドでひときわ目立ったのは、スクールカラーの緑の法被をまとった女子の興譲館(岡山)の応援団。吹奏楽部と野球部、チアリーディング部など総勢約100人だ。文化祭などで着る法被の背には大きく「譲」の字が描かれ、「人を立てる、思いやる気持ちで、心を一つにして応援するにはぴったり」と中村竹留(たける)教諭(27)は話した。

 スタートは甲子園応援の定番曲「アフリカン・シンフォニー」で「かっとばせ」と第1走者を送り出し、「負けないで」を奏でながら4位でフィニッシュしたアンカーを迎えた。【矢倉健次】

仏様の前、きりり 浄土真宗本願寺派宗門校

 浄土真宗本願寺派の本山・西本願寺(京都市下京区)には、都大路を走る宗門校が恒例の出場奉告参拝をした。

西本願寺で出場奉告参拝をした筑紫女学園の選手ら=京都市下京区で、矢倉健次撮影

 優勝3回(1991、99、2002年)を誇る強豪・筑紫女学園(福岡)の選手と学校関係者らは18日、御影(ごえい)堂で勤行。同派の足利善彰総務は「学校のルーツのお寺へようお参りくださいました。宗門校の仲間たちも応援しますので、優勝を目指し頑張ってください」と激励した。選手たち一人一人を紹介した長尾育子監督は「毎年お参りに来ると『いよいよだな』と身の引き締まる思いがする」と決意を新たにした。

 もう一つの宗門校、女子・旭川龍谷(北海道)も20日に参拝した。【矢倉健次】