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俳句

  • 季語刻々

    蕗の薹夕餉はやめの地酒かな

     ◆今 ◇蕗(ふき)の薹(とう)夕餉(ゆうげ)はやめの地酒かな 後藤田鶴 句集「雪うさぎ」(高遠書房)から。夕餉を早めにしてフキノトウで一杯、という句。もちろん…

  • 季語刻々

    鼻先に飯粒つけて猫の恋

     ◆昔 ◇鼻先に飯粒つけて猫の恋 小林一茶 飯粒をつけたこの猫はすぐに飛び出し、たとえば屋根の上で悩ましく鳴きたてるのだろう。「おわあ、こんばんは」「おわあ、こ…

  • 毎日ぷらざ

    毎日ぷらざ「年間賞」 /香川

     香川面で毎月掲載している短歌、俳句、川柳の読者投稿欄「毎日ぷらざ」の2019年1~12月の優秀作品の中から、年間賞が決定した。3部門「大賞」「準大賞」「支局長…

  • 季語刻々

    どらとらのらみけや猫の恋バトル

     ◆今 ◇どらとらのらみけや猫の恋バトル 太田正己 この句、ドラトラノ、ラミケヤと読んで、何かのまじないか、と思った。すぐに、ドラ、トラ、ノラ、ミケや、だと分か…

  • 季語刻々

    摘みにゆくこの世の果のつくしんぼ

     ◆昔 ◇摘みにゆくこの世の果(はて)のつくしんぼ たむらちせい ちせいさんは高知県の中学校教師だった。熱血の教師という気配があった。俳句も熱心で、ある時期、彼…

  • 季語刻々

    生きる途中土筆を摘んでゐる途中

     ◆今 ◇生きる途中土筆(つくし)を摘んでゐる途中 鳥居真里子 今日は二十四節気の雨水、雪が雨になり、氷がとける時候だ。日あたりのよいところではツクシが顔を出し…

  • 季語刻々

    かかなべてキヤベツ玉巻く春は老ゆ

     ◆昔 ◇かかなべてキヤベツ玉巻く春は老ゆ 石塚友二 「かかなべて」は日数を重ねて。「古事記」にある言葉だ。「春は老ゆ」は春が深くなり、晩春に近づくこと。この句…

  • 季語刻々

    茹でやうか煮やうか焼こか春キャベツ

     ◆今 ◇茹(ゆ)でやうか煮やうか焼こか春キャベツ くにしちあき 句集「国境の村」(ふらんす堂)から。「焼こうか」とすると、前の二つの動作と同じ言い方になるが、…

  • 詩歌の森へ

    角川俳句・短歌賞=酒井佐忠

     新年恒例の第65回角川俳句・短歌賞の授賞式が東京で行われた。今年は俳句・短歌それぞれの受賞者が二人、しかもその二人がいずれも対照的な作品だったことが話題になっ…

  • 毎日俳壇

    西村和子・選

    ◎特選◎あるもので済ます一日寒の雨 姫路市 板谷繁【評】「もの」は漠然としているが食糧であろうと想像がつく。季節や天候と折り合いをつける知恵。鮟鱇鍋ひとり欠けた…

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