音楽会社のソニーミュージックによる子ども向けサービス「KIDSTONE」のウェブサイトは、工作やオリジナル動画を見られる楽しいページです。「工作レシピ」のコーナーには、クリスマスを前に、アーティストのチーミーさんの作品「ぼよよ~んサンタ」が加わりました。チーミーさんに、作品の楽しみ方などを聞きました。【浅川淑子】
☆どんな作品ですか。
★サンタクロースがばねのように「ぼよよ~ん」と飛び出す作品です。ばねの部分は牛乳パックとゴムを使い、マスキングテープで色をつけました。夏に食べ過ぎて太ってしまい、煙突から出られなくなりそうなサンタさんをイメージしています。
☆おすすめの遊び方は。
★ばねの数を増やすとさらにぼよよ~んと飛び出します。それだけで1時間ぐらいは遊べます。煙突には、スパンコールやフェルトで雪を作るのもおすすめです。いろいろ作ってみんなで交換して遊んでください。
☆いつもどのようにアイデアを考えますか。
★仕上げたい形を考えて、それから必要な材料を選んで、じっくりと作ることが多いです。工作も音楽も、見よう見まねで好きに作ってきました。
☆思い通りに作るのは簡単ですか。
★ゼロから作るのは難しいかもしれない。みなさんは基本の形を「工作レシピ」などを見て作り、100通りにアレンジする気持ちで工夫するといいですよ。思い通りにできるともっと楽しくなります。
☆小さいころはどんな作品を作っていましたか。
★クリスマスの前にはクリスマスカードを作ったり、段ボールで飾りを作ったりしていました。普段から、映画監督のように映画に出てくるシーンをミニカーで再現したり、映画で見た家具を作ったり、考えたことを形にするのが好きでした。
☆小学生のころは何になりたかったですか。
★学校の先生だった母を見て、先生になりたいと思っていました。子どもに囲まれた姿がきらきらして見えたのです。大学で先生になる資格も取りましたが、中2のころから自由に作ってきた音楽が仕事につながりました。今は子ども向けの音楽を作り、教育、音楽という二つの夢が同時にできています。
☆どんな小学生でしたか。
★水泳とサッカー、野球を習っていて、忙しかったです。両親には「やり始めたことは難しくても続けなさい」と言われました。行くと、どれも楽しかったです。みなさんもいろいろチャレンジして、工作では楽しいものを作ってください。
プロフィル◇
2010年にCD「フレ!フレ!大丈夫!」でデビュー。「会いに行ける歌のお兄さん」として全国のイベントに出演。NHK Eテレ「おかあさんといっしょ」の歌「ボロボロロケット」を作るなど、作詞・作曲家としても活躍。現在、NHK Eテレ「ノージーのひらめき工房」に出演し、音楽も担当する。
<クリスマスライブ開催>
12月25日(日)13時と15時半の2回公演、東京都千代田区のよみうり大手町ホールで。チケットは小学生以上1人2500円。詳しくは「KIDSTONE」のウェブサイト(http://kidstone.net/)