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辻彩奈さん 歌うように演奏したい

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 6がつのモントリオール国際音楽こくさいおんがくコンクール(カナダ)で優勝ゆうしょうした注目ちゅうもくのバイオリニスト、辻彩奈つじあやなさん。しょう6のときに、全日本学生音楽ぜんにっぽんがくせいおんがくコンクール(毎日新聞社主催まいにちしんぶんしゃしゅさい小学校しょうがっこう全国ぜんこくになりました。以来いらい注目ちゅうもくされ、結果けっかつづけています。大舞台おおぶたいちから発揮はっきするつよさを、どうやってにつけたのでしょうか。【出水奈美でみずなみ

 ☆何歳なんさいからバイオリンをならはじめましたか。

 ★3さいです。しょう3まではしゅうに1かいおけいこにかよう、という程度ていどでしたが、しょう4からは本格的ほんかくてきなレッスンをけるために、岐阜ぎふから東京とうきょうまで毎月通まいつきかようようになりました。

 ☆ちいさいころからプロを目指めざしていたのですか。

 ★わたしおやも、プロになるつもりはありませんでした。ちいさいころから人前ひとまえくことがきで、ほめてもらうのがうれしかったんです。しょう5のとき全日本学生音楽ぜんにっぽんがくせいおんがくコンクールで、名古屋大会なごやたいかいは1だったけど全国大会ぜんこくたいかいけて、はじめて「くやしい」というおもいをりました。もう1回頑張かいがんばろうとおもい、しょう6で全国ぜんこくになれたときはうれしかったです。

 ☆コンクールはどんな気持きもちでのぞんでいますか。

 ★コンクールまえには、いつもカツをべていました(わらい)。テンションを最高さいこうげて舞台ぶたいつようにしています。

 ☆どうすれば、うまくなれますか。

 ★自分じぶん自信じしんつことでしょうか。わたし舞台ぶたいて、最初さいしょ拍手はくしゅまります。緊張きんちょうすることも大事だいじです。練習れんしゅうでは本番ほんばん想像そうぞうしながらきます。小学生しょうがくせいのころはあまり練習れんしゅうきではなくて、あそびにきたいなあとおもうこともありました。練習れんしゅうばかりだとつらくなることもありますよね。わたし普段聴ふだんきくのはジャズや洋楽ようがくなどで、バイオリンのきょくはあまりきません。勉強べんきょうのためにときは、こういうふうにきたいとおもいながらくことがおおいです。

 ☆東京音楽大学とうきょうおんがくだいがくの1年生ねんせいになり、3がつにはリサイタルをひかえていますね。

 ★プロコフィエフの「バイオリン・ソナタだいばん」を中心ちゅうしんに、わたしきなきょくをプログラムにならべました。プロコフィエフは近代きんだいのロシアの作曲家さっきょくかですが、わたしふる音楽おんがくよりも、わりとあたらしい音楽おんがくきです。どものころは、運動会うんどうかいみたいなきょくというか、テンポがはやくてむずかしいきょく得意とくいだとおもっていました。でも、いま情熱的じょうねつてき表現ひょうげんできるきょくうたうように演奏えんそうできるきょくきです。

 ☆目標もくひょうおしえてください。

 ★これまで国内外こくないがいのコンクールに挑戦ちょうせんしてきましたが、これからは演奏曲えんそうきょくのレパートリーをやしていきたいです。みんなでひとつの音楽おんがくつくげるのがきなので、オーケストラと協演きょうえんするために、バイオリン協奏曲きょうそうきょく練習れんしゅうしたいです。


辻彩奈つじあやなバイオリンリサイタル」

 2017ねん3月10がつとおかきん)19~、東京都千代田区とうきょうとちよだく紀尾井きおいホール。ショーソン「詩曲しきょく」、イザイ「無伴奏むばんそうバイオリン・ソナタだいばん」ほか。ピアノは江口玲えぐちあきらさん。Sせき4000えん、Aせき3000えん。カジモト・イープラス(電話0570・06・9960)


プロフィル◇

 1997年岐阜県大垣市生ねんぎふけんおおがきしうまれ。2013ねんだい82回日本音楽かいにっぽんおんがくコンクールだい。15ねんだい11回韓国かいかんこく・ソウル国際音楽こくさいおんがくコンクールだい。16ねん、カナダ・モントリオール国際音楽こくさいおんがくコンクールでは、だいくわえてソナタしょうなどいつつの特別賞とくべつしょう受賞じゅしょうした注目ちゅうもく若手わかてバイオリニスト。

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