教育　夏休みが１６日程度に？　静岡・吉田町が検討

　静岡県吉田町（しずおかけんよしだちょう）は、小中学校（しょうちゅうがっこう）の夏休（なつやす）みを来年度（らいねんど）から最短（さいたん）で１６日程度（にちていど）にすることを検討（けんとう）しています。授業（じゅぎょう）のある日（ひ）を増（ふ）やし、先生（せんせい）の残業（ざんぎょう）を減（へ）らすことなどが目的（もくてき）。全国的（ぜんこくてき）にも同（おな）じ理由（りゆう）で夏休（なつやす）みを短（みじか）くする自治体（じちたい）が増（ふ）えていて、家庭教育（かていきょういく）とのバランスが課題（かだい）になりそうです。

　吉田町（よしだちょう）の夏休（なつやす）みは、２００８年度（ねんど）までは小学校（しょうがっこう）で約（やく）４０日間（にちかん）でした。１０年度（ねんど）は２９日間（にちかん）に短縮（たんしゅく）。今年度（こんねんど）は小学校（しょうがっこう）が２４日間（かかん）、中学校（ちゅうがっこう）が２９日間（にちかん）です。授業日数（じゅぎょうにっすう）が増（ふ）える代（か）わりに、１日（にち）４時限（じげん）の日（ひ）が増（ふ）えます。先生（せんせい）たちが授業（じゅぎょう）の準備（じゅんび）などに使（つか）える時間（じかん）が増（ふ）えるほか、残業（ざんぎょう）の時間（じかん）も月平均（つきへいきん）１７～３０時間減（じかんへ）らせそうです。保護者（ほごしゃ）からは「スポーツ少年団（しょうねんだん）の大会（たいかい）や活動（かつどう）に参加（さんか）できなくなる」という声（こえ）もあります。