社会の中の子ども

/1(その2止) 外来魚減らしたい 釣りで琵琶湖の環境守る

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 <1めんからつづく>

 「びわこルールキッズ」は、滋賀県しがけんが2008ねんからはじめました。琵琶湖びわこには「固有種こゆうしゅ」という、琵琶湖びわこにしかいないさかながいます。一方いっぽう外来種がいらいしゅあとから人間にんげん外国がいこくなどからんださかなです。オオクチバスやコクチバスなどのブラックバスやブルーギルなどの外来種がいらいしゅ固有種こゆうしゅ天敵てんてきとなるので、かずらすために小中学生しょうちゅうがくせいってもらうのが「びわこルールキッズ」です。今年ことし滋賀県しがけん中心ちゅうしん京都府きょうとふ大阪府おおさかふやく650くみ参加さんか期間中きかんちゅうげたブラックバスやブルーギルのかずきそいました。どもたちに環境かんきょう外来生物がいらいせいぶつへの関心かんしんをもってもらうのも目的もくてきひとつです。

活動かつどう使命感しめいかん

 滋賀県長浜市しがけんながはましから参加さんかした小学しょうがくねん広部翔吾ひろべしょうごさん、4ねん大輝だいきさん、2ねん美妃みきさんきょうだいをたずねました。一家いっか参加さんかする広部ひろべさんは、1かいりで8~13キログラムのブラックバスやブルーギルをります。家族かぞくでは今年ことしで4年連続ねんれんぞくで、翔吾しょうごさんは小学校高学年しょうがっこうこうがくねん個人こじんで3年連続ねんれんぞくで、最高さいこう県知事賞けんちじしょう受賞じゅしょうしました。

 くと、3にんはしかげなどさかながいそうな場所ばしょさがします。今年ことしで5回目かいめ参加さんかという翔吾しょうごさんはもちろん、美妃みきさんもいとろしてすぐに1匹目ぴきめのブルーギルをげました。ったさかなみずうみもどさず、ってふくろれます。3にんとも次々つぎつぎとブルーギルをっていきます。「1回釣かいつるとそのたのしさをまたあじわいたいからやめられない」と大輝だいきさんははなします。

 翔吾しょうごさんは小学しょうがくねんとき固有種こゆうしゅのタナゴやカネヒラがきで、いえっていました。ところがあるとき、これらのさかな外来魚がいらいぎょ影響えいきょうすくなくなってしまっていることをり、「外来魚がいらいぎょってすこしでもすくなくしたい」と参加さんかしました。りをたのしみながらも、琵琶湖びわこ環境かんきょうまも活動かつどう参加さんかしていることに使命感しめいかんかんじています。

バランスもど大変たいへん実感じっかん

 7ねんで1万匹まんびきった栗東市りっとうし中学ちゅうがくねん井上樹博いのうえみきひろさんはどうでしょう。琵琶湖びわこ環境かんきょうのために活動かつどうしているという達成感たっせいかんがあるのではとたずねてみましたが、毎年毎年釣まいとしまいとしつりょうえるため、外来魚がいらいぎょ劇的げきてきっているという実感じっかんてないそうです。一度崩いちどくずれてしまった生態系せいたいけいのバランスをもともどすことの大変たいへんさをにしみてかんじているようでした。=つづく


 ■トピック

琵琶湖びわこ外来魚問題がいらいぎょもんだい

 元々観賞魚もともとかんしょうぎょとしてわれていたきたアメリカ原産げんさんのブルーギルや、オオクチバスやコクチバスなどのブラックバスが、いきれなくなったぬしによって琵琶湖びわこ放流ほうりゅうされたことがはじまりです。肉食にくしょく外来魚がいらいぎょは、元々琵琶湖もともとびわこにいたニゴロブナやホンモロコ、スジエビなどの小魚こざかなべてしまいます。その結果元々けっかもともといたさかな急激きゅうげきり、生態系せいたいけいのバランスがくずれてしまいました。

 2005ねんにはブラックバス、ブルーギルの放流ほうりゅう飼育しいくきたままではこぶことを禁止きんしした法律ほうりつができました。また滋賀県内しがけんないでは、げた外来魚がいらいぎょふたたみずうみなどにもどすこと(リリース)も禁止きんしされています。

外来魚がいらいぎょ回収かいしゅうボックス

 げた外来魚がいらいぎょれるはこです。はこから回収かいしゅうされた外来魚がいらいぎょは、肥料ひりょうえさなどに加工かこうされます。琵琶湖びわこ周辺しゅうへんの66かしょ設置せっちされています。

 またきたままの外来魚がいらいぎょれるいけすも44かしょ設置せっちされています。

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