宇宙ベンチャーの「ispace」(東京都)は13日、独自に開発した月着陸船を2020年末ごろに月面へ着陸させ、探査車で水などの資源探査をする計画を発表しました。月面着陸は過去、アメリカ、旧ソ連(現ロシアなど)、中国が成功。日本は宇宙航空研究開発機構(JAXA)が20年度に無人着陸実証機「SLIM」の打ち上げを計画していますが、同社が先に達成する可能性があります。
月には大量の水があるとされ、電気分解して酸素や水素燃料を得られると期待されています。記者会見した袴田武史代表は「40年には月で1000人が生活し、年間1万人が旅に訪れる時代が来る。その実現にはまず月の資源開発が重要になる」と話しました。