ルーマニア

偽マーク付け違法に伐採(その1) 森の手入れに見せかける

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 ひがしヨーロッパのルーマニアで、法律ほうりつはんしてもりたおす「違法伐採いほうばっさい」が問題もんだいとなっています。問題もんだいむアメリカのNGO「EIA」の調査ちょうさ同行どうこうし、国立公園内こくりつこうえんないにある伐採ばっさい跡地あとちあしはこびました。【伊藤奈々恵いとうななえ

 おとずれたのはルーマニア北部ほくぶ、ウクライナとの国境付近こっきょうふきんにあるロドナ山脈国立公園さんみゃくこくりつこうえんです。カモシカの仲間なかまのシャモアや、オオカミ、クマやオオヤマネコなどおおくの動物どうぶつがいる自然豊しぜんゆたかなもりがあります。

 もりえすぎないよう、一部いちぶることを間伐かんばつといいます。間伐かんばつは、おおきく丈夫じょうぶそだてるためにはかせない手入ていれです。ルーマニアでは、間伐かんばつなどでさい専門家せんもんか直径ちょっけいたかさをはかってえらび、根元ねもとにマークをけます。

 もりなかにあったかぶには、あかいインクで500円玉えんだまぐらいのおおきさのマークがいていました。しかし、EIAの調査員ちょうさいん、デイビット・ゲールさんは「このマークはったあとけられた偽物にせものだ。あたらしすぎる」と指摘してきします。マークには樹液じゅえきやおがくずがついていました。事前じぜんけられたマークなら、こうしたことはきないはずです。

 また、マークには本来ほんらいならば見分みわけがつくように文字もじ数字すうじきざまれています。しかし、ここのかぶあかいインクがついているだけ。数十本すうじっぽんられていましたが、マークはほとんどおなじようなものでした。=2めんにつづく

ルーマニアの違法伐採いほうばっさい

 ルーマニアは、2008ねんにヨーロッパ連合れんごう(EU)に参加さんかしたのをきっかけに、違法伐採いほうばっさい対策たいさくちからはじめました。法律ほうりつさだめられたりょう種類しゅるいえてると、もりらす生物せいぶつのすみかが破壊はかいされてもりおとろえるため、EUは違法いほうった木材もくざい販売はんばいきびしく禁止きんししているからです。ルーマニアのくに研究機関けんきゅうきかんは、08ねんから14ねん年平均ねんへいきん880万立方まんりっぽうメートルが違法伐採いほうばっさいされたと推計すいけいしています。

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