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的川博士の銀河教室

宇宙開発の歴史や宇宙に関する最新ニュースについて、JAXA名誉教授の的川泰宣さんが解説する長寿連載です。

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的川博士の銀河教室

502 今年の夏は天体ショー 肉眼で楽しめる惑星の姿

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 地球公転軌道(ちきゅうこうてんきどう)はかなり円に近いのですが、地球のすぐ外側を回る火星(写真)の軌道(きどう)は少しだけ細長い楕円形(だえんけい)です。火星はおよそ2年2カ月ごとに地球への接近を繰(く)り返していますが、地球に接近する位置が毎回ずれていって、同じ「接近」でも、距離(きょり)が最大と最小で2倍も違(ちが)うのです(図1)。

 今年は15年ぶりの火星大接近。7月31日の最接近が5759万キロで、かなりすごいです。そして、最接近の前後数週間は距離があまり変わらないで、マイナス3等星以上の明るさを維持(いじ)しますから、観測には絶好のチャンスですよ。

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