人を乗せて小型ボートで引っ張るバナナボートなどの「トーイング遊具」の事故が増えています。海の安全を担当する海上保安庁によると、7月に全国でけがをした人は昨年より7人増えて13人と、事故について調べ始めた2014年以降の7月で一番多くなりました。
けがをした人には、骨を折るなどの重傷者も含まれていました。14~17年の同じ時期のけが人は2~7人にとどまっていました。
トーイング遊具は、空気でふくらませるものが多く、ボート型や空中に浮き上がるものがあります。事故が増えた背景には猛暑で海のレジャーを楽しむ人が増えていることがあるとみられ、海上保安庁は「急旋回などの無理な船の操縦は控え、船に見張り役を置いてほしい」と注意を呼びかけています。