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七つの衛星、軌道投入に成功
7基の小型衛星を搭載(とうさい)した日本のロケット「イプシロン」4号機が、さる1月18日午前9時50分、鹿児島県の内之浦(うちのうら)宇宙空間観測所から轟音(ごうおん)を立てて飛び立ちました。ロケットは搭載したすべての衛星を予定された軌道に投入し、打ち上げは成功しました(写真1)。発射後順調に上昇(じょうしょう)を続けたロケットは、打ち上げからおよそ51分後に高度514キロで、最も大きな衛星を分離(ぶんり)し、その後、6基の超小型(ちょうこがた)衛星を順番に予定の軌道に投入していきました。
「イプシロン」は、活用が広がる小型の人工衛星を低コストで打ち上げることを目標に、JAXA(宇宙航空研究開発機構)が開発した全段固体燃料のロケット。全長26メートル、直径2.6メートル、重さ約96トンで、打ち上げにかかる費用はおよそ55億円。民生品を活用した通信装置やカメラなどが宇宙空間で使えるか実験するための「小型実証衛星1号機(RAPIS-1)」や人工の流れ星を作り出す衛星など、合わせて7基の…
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