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初代はやぶさを踏襲
これまで、ローバー(探査ロボット)は小惑星(しょうわくせい)リュウグウに着陸しましたが、「はやぶさ2」本体はまだ表面に降(お)りていません。最初に「はやぶさ2」が舞(ま)い降りるのは2月後半(図1)。これが最初のサンプル採取への挑戦(ちょうせん)。採取には、基本的に初代「はやぶさ」(図2)が採用した方法が踏襲(とうしゅう)されます。
その方法とはつまり、筒(つつ)の形をしたサンプラーホーン(図3)の先端(せんたん)が地面に触(ふ)れた瞬間(しゅんかん)、コンピューターが指令を発して、小さな弾丸(だんがん)が撃(う)ち出されます。するとリュウグウの表面が砕(くだ)かれ、舞い上がった石や砂やホコリがホーンの内部を上昇(じょうしょう)していき、格納庫(キャッチャー)に入るという仕組みです。初代「はやぶさ」はこのやり方で人類史上初め…
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