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フロリダ沖に無事帰還
米国の宇宙ベンチャー、スペースX社の有人宇宙船「クルードラゴン」がさる3月8日、6日間の試験飛行を終えて地球に帰還しました。今回はその詳報(しょうほう)です。前回書いた通り、無人の飛行試験で、国際宇宙ステーション(ISS)とのドッキングに成功し、有人飛行に大きく前進しました。
ドッキング後は、ISSに滞在(たいざい)するアン・マクレーン飛行士らが、運んできた荷物をISSに運び入れたり、微小重力(びしょうじゅうりょく)状態に入ったことを示す地球の形のぬいぐるみ「リトルアース」と戯(たわむ)れたりするほほ笑ましいシーンもありました(写真1)。
帰路には、リトルアースはISSに残し、飛行環境(かんきょう)をモニターした人形「リプリー」やISSから運び入れた約136キロの貨物を載(の)せた「クルードラゴン」は、この日午前2時30分ごろ(米東部時間)ISSから分離(ぶんり)し(写真2)、そのまま軌道(きどう)飛行を続けて、スラスター(推進装置)を4回噴射(ふんしゃ)し、制御(せいぎょ)しながら大気中を降下していきました。
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