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的川博士の銀河教室

宇宙開発の歴史や宇宙に関する最新ニュースについて、JAXA名誉教授の的川泰宣さんが解説する長寿連載です。

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541 国際月探査

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JAXAは居住棟や補給船開発

 現在の国際宇宙ステーション(ISS)の運用は、5年後の2024年に一応の区切りを迎(むか)えることになっており、その後どうするかは未定です。米国のトランプ政権としては、24年以降は国からのISS予算を打ち切り、民間企業(みんかんきぎょう)に任せる意向のようで、米国政府の宇宙予算の重点を月の探査に置く方針を持っています。

 その構想は、将来の火星有人飛行も見据(みす)えながら、28年にアポロ計画以来の月面有人着陸をめざし、さらにアポロを一歩進めて、月面に長期滞在(たいざい)することを目標とします。その戦略の中心は、月を周回する宇宙ステーション「ゲートウェイ」の建設です(図)。現在の青写真では、22年に建設を開始し、4年間をかけて完成し、4人の飛行士が30日間滞在できる規模です。約70トンの重さで、現在のISSの約6…

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