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リュウグウに水の存在
小惑星(しょうわくせい)探査機「はやぶさ2」に関連して先月、うれしいニュースが舞(ま)い込(こ)んできました。
「はやぶさ2」が探査を続けている小惑星リュウグウ(図1)について、JAXA(宇宙航空研究開発機構)と会津(あいづ)大学、東京大学、名古屋大学などで作る研究チームは、これまでの赤外線観測の結果、岩石に取り込まれた形で水が存在することを確認したと発表しました。岩石の中に水の成分が存在する時に特徴的(とくちょうてき)に表れる反応が出たということです(図2)。まあ、竜宮城(りゅうぐうじょう)に水があるのは当たり前かもしれませんが……(笑い)。
しかし、「リュウグウ」の表面に私たちがふだん目にする液体の水や氷が存在しているわけではありません。岩石に取り込まれる形で存在しているということで、こうした岩石は「含(がん)水(すい)鉱物(こうぶつ)」と呼ばれています。
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