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論文が「サイエンス」誌に
さる4月19日付の米国の科学誌「サイエンス」の表紙に、探査機「はやぶさ2」が撮影(さつえい)した小惑星(しょうわくせい)「リュウグウ」の姿が登場しました(図1)。そしてこの号には、「はやぶさ2」がこれまで観測してきたリュウグウについての研究結果が3編、論文として掲載(けいさい)されています。3編のタイトルは見るからに難しいので省略しますが、大体の内容は以下の通りです。
第一の論文の結論は、リュウグウの密度が低くて、表面に大きな岩塊(がんかい)がたくさん分布しているので、より大きな小惑星が衝突(しょうとつ)で破壊(はかい)された破片が集まってできた「ラブルパイル」と呼ばれる天体であるということ。そのそろばん玉のような面白いかたちは、ラブルパイル天体が高速で自転することによって形成されるのではないかと推定しています(図2)。米国の探査機「オシリス・レックス」が接近…
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