- Twitter
- Facebook
- はてなブックマーク
- メール
- リンク
- 印刷
新たに10個前後の人工クレーター
探査機「はやぶさ2」チームは、さる5月9日、世界で初めて小惑星(しょうわくせい)リュウグウ表面につくった人工クレーターとは別に、比較的(ひかくてき)小さい直径1メートルくらいの人工クレーターが10個前後できていると発表しました(図1)。上空で爆発(ばくはつ)させたインパクター(衝突(しょうとつ)装置)の破片などが表面に激突(げきとつ)してできたと思われます(図2)。衝突前の画像と衝突後の画像を念入りに比較(ひかく)して発見したのです。今後はこれらのクレーターも重要な観測対象となりますね。
インパクターから放たれた金属弾(きんぞくだん)でつくった大きなクレーターは直径10メートルほどで、深さは2~3メートルに達しています。チームは、5月から6月にかけて、何回か降下して接近観測して、大小のクレーターをできるだけ詳細(しょうさい)に調べる予定です。
この記事は有料記事です。
残り760文字(全文1153文字)