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的川博士の銀河教室

宇宙開発の歴史や宇宙に関する最新ニュースについて、JAXA名誉教授の的川泰宣さんが解説する長寿連載です。

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551 ポストISS計画(その1)

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ふたたび月へ

 さる3月、国際宇宙ステーション(ISS)計画に参加する各国の宇宙機関は、月を回る有人ステーション「ゲートウェイ」(図1)を開発する方針を決め、共同声明を発表しました。日本も居住モジュールの開発や物資を補給する任務などでかかわっていく予定です。建設に参加するのは、NASA(米国航空宇宙局)、ロスコスモス(ロシア国営宇宙企業)、ESA(欧州宇宙機関(おうしゅううちゅうきかん))、CSA(カナダ宇宙庁)、JAXA(宇宙航空研究開発機構)。

 ISSの次のステップとして、何を国際協力のテーマにするかは、10年以上前から議論されてきました。そしてこのたび、人類の活動領域を月、さらに火星へ拡大するために、月周回の有人ステーション「ゲートウェイ」建設の方針が固められたのです。

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