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的川博士の銀河教室

宇宙開発の歴史や宇宙に関する最新ニュースについて、JAXA名誉教授の的川泰宣さんが解説する長寿連載です。

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554 ポストISS計画(その3)

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人間の月面着陸目指す

 月周回ステーション「ゲートウェイ」に加え、米国はアポロ計画以来の、人間の月面着陸計画「アルテミス」を発表しています(図1)。米航空宇宙局(NASA)が先月明らかにしたプランによれば、月面着陸のスケジュールは、三つの段階から成っています。

 まず2020年に「アルテミス1」で月の無人周回飛行(図2)、22年前後の「アルテミス2」で有人の月周回飛行を行った後、24年の「アルテミス3」で、アポロ17号(1972年)以来の有人月面着陸を行うそうです。この着陸には初めて女性の飛行士も加わります。

 この人間の月面着陸と並行しながら、「ゲートウェイ」の建設も進められます。大きく分ければ、アルテミス計画はNASA自身が、ゲートウェイの輸送は民間が実施(じっし)するという分担をしています。そしてすでに紹介(しょうかい)したように、このゲートウェイには、ロシア、日本、ヨーロッパ、カナダなども参画する予定です。さらに、その後も毎年打ち上げ、28年までに月面基地の建設を開始すると説明されています。ロケ…

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