ちりゅっぴ　愛知県知立市

あんまきポーチに知立市（ちりゅうし）の魅力（みりょく）！

　カキツバタの花（はな）の飾（かざ）りがついた馬（うま）のパーカ。おしゃれですよね。かぶっているのは、愛知県知立市（あいちけんちりゅうし）のことが大好（だいす）きな男（おとこ）の子（こ）の妖精（ようせい）です。彼（かれ）の名（な）はちりゅっぴ。知立市（ちりゅうし）のマスコットキャラクターです。

　なぜ馬（うま）なのか。かつて知立市（ちりゅうし）には馬市（うまいち）がありました。江戸時代（えどじだい）のころの様子（ようす）は歌川広重（うたがわひろしげ）の浮世絵（うきよえ）に描（えが）かれています。馬市（うまいち）では、４００～５００頭（とう）の馬（うま）がつながれ、売買（ばいばい）人（にん）や見物客（けんぶつきゃく）でごった返（がえ）していたそうです。当時（とうじ）は宿場町（しゅくばまち）としても有名（ゆうめい）で、ちりゅっぴはたくさんの旅人（たびびと）が旅（たび）をした鎌倉街道（かまくらかいどう）や、馬市（うまいち）のあった東海道（とうかいどう）の歴史（れきし）を伝（つた）えています。市（し）の花（はな）でもあるカキツバタは、平安時代（へいあんじだい）の歌人（かじん）、在原業平（ありわらのなりひら）が伊勢（いせ）物語（ものがたり）で詠（よ）んだことでも知（し）られ、市内（しない）には昔（むかし）から名勝地（めいしょうち）として有名（ゆうめい）な八橋（やつはし）があります。

　知立市（ちりゅうし）の名物（めいぶつ）スイーツといえば、あんまき。長方形（ちょうほうけい）に焼（や）いた、薄（うす）いホットケーキのような生地（きじ）であんこをくるっと巻（ま）いた和菓子（わがし）です。ちりゅっぴのあんまきのポーチには知立市（ちりゅうし）の魅力（みりょく）が詰（つ）まっていて、おでかけする時（とき）はいつも一緒（いっしょ）です。（井上（いのうえ）梢（こずえ））

「ちりゅっぴ」データ

●誕生日（たんじょうび）：１２月（がつ）１日（ついたち）

●性別（せいべつ）：男（おとこ）の子（こ）

●大好物（だいこうぶつ）：あんまき

●性格（せいかく）：心（こころ）優（やさ）しいのんびりや

●苦手（にがて）：急（いそ）ぐこと

●趣味（しゅみ）・特技（とくぎ）：知立市（ちりゅうし）の観光（かんこう）ＰＲ