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社会 ぼくが食べられない理由知って 発達障害の菊間さん、自ら主人公に絵本作り

 ものききらいに発達障害はったつしょうがい関係かんけいする場合ばあいのあることがわかってきました。発達障害はったつしょうがいひとおとひかりあじ、におい、はだざわりなどをかんじるちからが、ふつうのひとよりするどすぎたり、にぶすぎたりすることがあります。それらが影響えいきょうして、べるのがつらい――そんな気持きもちをつたえる絵本えほんができました。

自らの体験をもとに絵本「あっくんはたべられない 食の困難と感覚過敏」を出版した菊間章紘さん

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 東京造形大学とうきょうぞうけいだいがくねん菊間きくまあきひろさん(19)は今年ことしがつ絵本えほん「あっくんはたべられない しょく困難こんなん感覚かんかく過敏かびん」(世音ぜおんしゃ)を出版しゅっぱんしました。ききらいがおお自分じぶん体験たいけんがもとになっています。題名だいめいにむずかしい言葉ことばはいっていますが、主人公しゅじんこうのあっくんは小学生しょうがくせいです。

 あっくんは時間じかんない給食きゅうしょくべられず、居残いのこりをさせられます。おかあさんは、あっくんが大好だいすきなハンバーグのなかに、きらいな野菜やさいぜます。「どうしていつもぼくをだますの?」「べられないのにはちゃんと理由りゆうがあるんだ。でもだれにもわかってもらえない」

 菊間きくまさんは発達障害はったつしょうがいひとつ、注意欠如ちゅういけつじょ多動症たどうしょうです。発達障害はったつしょうがいひとは、障害しょうがいがないひとであればにならないものしたざわりやにおいがになることがあります。菊間きくまさんはおさないころからしるのあるくだもの、野菜やさいさかななどがべられませんでした。

 らない食材しょくざいやメニューをれられないこともあります。給食きゅうしょくる「ちまき」や「ちらしずし」などの季節きせつ行事ぎょうじしょくにはをつけなかったそうです。

 専門家せんもんかによる研究けんきゅうすすんでいます。東京学芸大学とうきょうがくげいだいがく高橋智たかはしさとる教授きょうじゅ立命館大学りつめいかんだいがく田部絢子准教授たべあやこじゅんきょうじゅらの調査ちょうさでは、発達障害はったつしょうがいひとなかにはものをこわくおもったり、気持きもわるかんじたりするひとがいることがわかりました。

絵本「あっくんはたべられない 食の困難と感覚過敏」の一場面

 学校がっこう給食きゅうしょく時間じかんに「ただしいかた」としてならう「三角食さんかくたべ」も、苦手にがてかんじる発達障害はったつしょうがいひとすくなくないそうです。主食しゅしょく、おかず、汁物しるもの交互こうごべるので、あじざるからです。

安心あんしんできる環境かんきょう

 だれでも「気持きもわるいもの」をくちれるのはいやです。そういう体験たいけんをくりかえすと、べることがこわくなるそうです。高橋たかはしさんは「まずは本人ほんにん安心あんしんして食事しょくじをとれる環境かんきょうととのえることが大切たいせつ」とはなしています。

 菊間きくまさんはすこしずつべられるものがえてきました。大好だいすきな体調たいちょうをととのえるため、苦手にがてなフルーツもくちにするようになりました。「ぼくみたいなどもたちに、べられないのはわるいことじゃないとつたえたい。でも、永遠えいえんべられないとめてしまうのでなく、べられるようになる可能性かのうせいがあることもつたえたい」とはなしています。【塩田しおたあや

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