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オリパラ大百科

オリンピック(五輪)とパラリンピックの競技・種目の基本のほか、選手たちの人物像に迫ります。

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/34 パラアーチェリー 極限の集中力で射抜く

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 1948ねん、イギリスのストーク・マンデビル病院びょういんでアーチェリー大会たいかいひらかれました。第二次世界大戦だいにじせかいたいせんでけがをしたくるまいすの患者かんじゃがリハビリテーションで競技きょうぎんでいました。この大会たいかいがパラリンピックの原点げんてんともいわれています。パラリンピックでは、60ねんだいかいローマ大会たいかいからおこなわれています。

 クラスは、障害しょうがい程度ていど種類しゅるいくるまいすを使つかうか、つか、いすにすわって競技きょうぎするかなどにより、「W1」「W2」「ST」のみっつにかれています。障害しょうがいおもいW1以外いがいは、使つかゆみ種目しゅもくけます。

 ゆみは「リカーブ」と「コンパウンド」。リカーブは、70メートルさき直径ちょっけい122センチメートルのまとはなちます。コンパウンドは滑車かっしゃがついているゆみで、50メートルはなれた直径ちょっけい80センチメートルのまとをねらいます。W1クラスは、リカーブ、コンパウンドのいずれかのゆみえらびます。まと直径ちょっけい80センチメートルで、距離きょりは50メートル。

 試合しあいは72しゃ合計ごうけいてん順位じゅんいをつけ、決勝けっしょうトーナメントのわせを決定けってい決勝けっしょうトーナメントは1たい1で対戦たいせんします。わずかなミスでまとはずれるため、極限きょくげん集中力しゅうちゅうりょくもとめられます。【武本たけもと亮子りょうこ


 ◆忍法帳にんぽうちょう

社会復帰しゃかいふっき目指めざして

 リハビリにアーチェリーがれられたのは、患者かんじゃ社会復帰しゃかいふっき役立やくだてるねらいがありました。戦争せんそう脊髄せきずいきずついたひとは、下半身かはんしんにまひがのこっていました。医師いしたちは、アーチェリーでまず腹筋ふっきんをきたえ、くるまいすにすわ姿勢しせいたもてるようになってもらおうとかんがえました。すわってできる仕事しごとにつくみちひらけるからです。

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