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ゆっくりお茶を

毎小編集長の太田阿利佐が執筆するコラムです。読者や保護者と一緒にお茶をいただいているつもりで、おしゃべりします。

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長い春休みに 「いつも」の大切さ

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ライトアップされた京都・清水寺の本堂と桜。本堂は工事が終わり、約3年ぶりに姿を現しました=26日
ライトアップされた京都・清水寺の本堂と桜。本堂は工事が終わり、約3年ぶりに姿を現しました=26日

 た、た、た、大変たいへんだあ。毎日小学生新聞まいにちしょうがくせいしんぶんにライバルが登場とうじょうしました。それもかなりの強敵きょうてき。そのも「たのしみしんぶん」です。

   ◇◆  ◆◇

 (以下いかは、臨時りんじニュースをげるアナウンサーのつもりになって、緊迫感きんぱくかんあふれるこえげてください)

 ――「たのしみしんぶん」は、今年ことしがつ16にち新型しんがたコロナウイルスによる全国ぜんこく一斉いっせい休校きゅうこうをきっかけに誕生たんじょうしたもようです。編集長へんしゅうちょう三重県みえけんしょう3、佐奈さなさん。記者きしゃおとうとしょう1の清一郎せいいちろうさんと、祖母そぼ成美なるみさん(年齢ねんれい不詳ふしょう)の2ふたりです。創刊号そうかんごう毎小まいしょうおなじタブロイドばん佐奈さな編集へんしゅうちょうのあいさつのほか、清一郎せいいちろう記者きしゃによるかなりむずかしいクイズ、成美なるみ記者きしゃによる「カブトむし幼虫ようちゅう、かぶちゃん、さようなら」の記事きじなどで構成こうせいされています――

 佐奈さなさんたちは3がつなかばから毎小まいしょうはじめたそうです。つまり、はじめてすぐに自分じぶんたちで新聞しんぶんをつくった、ってことですね。ううむ、佐奈さな編集長へんしゅうちょう、やるのう。しかも編集へんしゅう後記こうきには「さいしょはかんたんやとおもっていたけれど、へんしゅうちょうになってやってみたらせきにんじゅうだいでした」といてあります。そのとおり!と、毎小まいしょう編集長へんしゅうちょうおおきくうなずいたのでした。

 成美なるみ記者きしゃからの手紙てがみには「つくるのも、むのもたのしい…という1まいです。ながやすみもたのしみになりました」とかれていました。

 ながやすみもたのしみに……よかった。

 このなが春休はるやすみ、みなさんのなかにはいつものようにそとたり、友達ともだちあそべなかったりして、ちょっといらいらしているひともいるんじゃないかな。じつわたしもそうです。おやすみではないけれど、新型しんがたコロナウイルスのおかげで、いろんな予定よてい変更へんこうになって、おもうようにすすまないなど、面倒めんどうくさいことがやまほど! ひょっとしたら、みなさんのおかあさん、おとうさんもおな気持きもちかもしれません。

 でも同時どうじに、こういうときだからこそ、普段ふだんたりまえだとおもっていることの大切たいせつさがにしみます。たとえば、入学式にゅうがくしき卒業式そつぎょうしき普段ふだん緊張きんちょうしていやだなとか、ちょっと面倒めんどうくさいなとおもっていても、「今年ことしはなし」となるとすごく残念ざんねんではないですか。

 わたし通勤つうきん使つか電車でんしゃなかからは、線路せんろ沿いのさくらえます。ああ今年ことしいているんだ、とおもうと、なんだかすごくほっとします。いつものものが、いつものようにあること。そのことを大切たいせつにしたいなとおもいます。

 家族かぞくでいろいろなはなしをするたのしさもそう。わたしが「たのしみしんぶん」をライバルだ!とおもうのは、身近みぢかたのしさがたくさんスクープされているからです。

 さて、もう一度いちどアナウンサーになって、緊迫きんぱくしたこえでおねがいします。

 ――強力きょうりょくライバルの出現しゅつげん毎小まいしょう編集長へんしゅうちょうは「こちらもけずにたのしいニュースをおとどけしたい」と闘志とうしやしています――

 みなさんも「わがのしんぶん」をつくってみませんか。【編集長へんしゅうちょう太田阿利佐おおたありさ

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