これは人を殺してもらったんじゃない。人を楽しませてもらったんだ　ジョン・レノン、皮肉のコメント

　１９６５年（ねん）、イギリスのロックバンド・ビートルズは世界（せかい）的（てき）な活躍（かつやく）で国（くに）に貢献（こうけん）したとしてエリザベス女王（じょおう）から勲章（くんしょう）を授（さず）かりました。それまで戦争（せんそう）で手柄（てがら）を立（た）てたりして同（おな）じ勲章（くんしょう）をもらった旧（きゅう）軍人（ぐんじん）らは「あんな連中（れんちゅう）と同列（どうれつ）にするのか」と反発（はんぱつ）し、勲章（くんしょう）を返上（へんじょう）する騒（さわ）ぎも。そこでビートルズのリーダー、ジョンがこの痛烈（つうれつ）な皮肉（ひにく）のコメント。勝負（しょうぶ）ありました。

　日本（にっぽん）でも昔（むかし）、ロックに夢中（むちゅう）になって友達（ともだち）にレコードを見（み）せようと学校（がっこう）へ持（も）って行（い）くと、先生（せんせい）ににらまれたりしました。今（いま）ではビートルズは教科書（きょうかしょ）に載（の）っていますね。（劇場支配人（げきじょうしはいにん）・玉木研二（たまきけんじ）（毎日新聞客員編集委員（まいにちしんぶんきゃくいんへんしゅういいん）））