女子50メートル自由形のレース後に涙を浮かべる池江璃花子選手=東京辰巳国際水泳場で8月29日(代表撮影)
白血病と闘ってきた競泳の池江璃花子選手(20)が8月29日、東京辰巳国際水泳場で開かれた東京都特別水泳大会の女子50メートル自由形に出場しました。レースへの出場は、病名の公表後初めてで、2019年1月以来1年7か月ぶりです。レース直後、「第二の水泳人生の始まりかなと思う。自分のことだけど感動した」と涙を見せました。
池江選手は昨年2月、急性リンパ性白血病と診断されました。同年12月に退院し、今年3月にプールでの練習を再開しました。
「今の自分の実力を確認する場」として、自分が日本記録(24秒21)を持つ同種目でこの大会の出場を決めました。記録は26秒32で5位。目標としていた同種目の日本学生選手権(インカレ)の参加標準記録(26秒86)を突破しました。